フィールド日記

生活を分断する踏み切り

2004年9月21日


秋の花という印象ですが
花は終わり実となっていたハシカグサ(アカネ科)
明治神宮にて


僕は自分のおかれた立場によって
交通ルールに対して違う行動をとることがあります。

あたりまえのことですが
車を運転しているときは
絶対に交通ルールは守ります。

しかし、自転車の時には
場合によっては傘さし運転はするし
ビールを軽く飲んだぐらいでは
平気で乗りますョ。

歩行者の時には
赤信号で待っていて
車が通らなければわたりますね。

ただし、信号を待っている人がいる場合
特に、子供が待っているときには渡りませんね。

ところで、
うちの近くに
過密ダイヤでひっきりなしに閉まる
小田急線の踏切があるのですが
電車の運行をコンピューターで制御しているのか
神業のように電車と電車の間、
一瞬、踏切が開くのです。

しかし、ダイヤにトラブルがあると
電車の間隔が狂ってしまい
まるで開かなくなるのですよ。

先ほどのことですが
仕事の帰り道
踏切を渡れば我が家に到着!という段階で
踏切が開かなくなり
線路を見ると通り過ぎた電車が
右側の先のほうで止まっていて
次の電車が左側で止まって待っているのが見えていて
踏み切りは閉まったままらちがあきません。

乳母車をひき幼稚園ぐらいの子供をつれた
お母さんがやはり待っています。

小さな子供の手前ではありましたが
僕は待ちきれなくなり
遮断機をまたいで渡ってしまいました。

そうして帰宅して
我が家のベランダから見下ろせるこの踏切を
着替えてから気になり見ていたのですが
それでもぜんぜん開きそうにないのです。

その親子は
それからだいぶたって一瞬開いた時、
道幅より狭い踏切内を
通過する車に気を使い
線路側に落ちそうになりながら
子供の手を引いて
大慌てで渡っていました。

子供の前で渡った僕も
気持ちがすっきりしませんが
過密ダイヤの開かずの踏み切りというのは
罪なものですね。

21:37 2004/09/21 記


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