フィールド日記
オシドリの雄の格好悪い時期
2004年6月17日
魚をじっと狙うゴイサギ
武蔵野市の井の頭公園にて
野生のゴイサギが
井の頭公園の池の縁で
じっと魚を狙っていたので
魚を捕る瞬間を見たくて30分ほど
カメラを構え待っていましたが
なかなか進展がありません。
以前沖縄でのことですが
泊まった宿の前の池で
朝出かけるときに
ゴイサギが獲物を狙っていて
夕方、帰ってきたときに見たら
まったく同じ場所にいたので驚いたことがあります。
魚を捕るチャンスを置物のように
一日中待っていたのでしょう。
そういうわけで
魚が捕れるまで待っていると
日が暮れそうなので
撮影はあきらめたしだいです。
・ ・ ・
ところで
井の頭公園の動物園では
オシドリを飼っていて
野生ではもう遠くに渡ってしまった
オシドリの今の様子を見ることが出来ました。
繁殖期にはあんなに派手だった雄ですが
夏羽は雌と同じようになり
雌雄の判別がつきません。
今、雄は
羽の生え変わる時期のようで
冬のりりしい様子に比べると
なんともわびしい姿でした。
だいぶ羽の抜けたオシドリの雄
半分ぐらい羽の抜けたオシドリの雄
こうした雄は繁殖期も乗り越えて
気の抜けたような様子ですが
子育て真っ盛りの雌は
かっこよく子供を従えておりました。
雌と5月に生まれたひよこたち
21:02 2004/06/17 記
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