フィールド日記

危険な車専用道の散歩


2004年2月21日


今日見かけた小さな春
フキノトウの蕾
渋谷区代々木にて


明治神宮では今、池の浚渫工事をしていて
ふだん通れる道が工事のために塞がれていて
一部分ですが
歩行者は自動車専用の細い道を通らないと
通り抜けられません。
しかしその道の入り口には
歩行者通行禁止の看板がたっています。

その道は曲がっていて見通しが悪く
車は歩行者がいないと思っているのでしょう
スピードを出して来て怖い思いをしました。

入り口にいる守衛さんにそのことを話し
工事の間は
車専用という看板をはずしたほうが安全だと思う
との提案をしましたが
「歩行者は本来通ってはいけない道だ!」
と言います。
これで事故があれば
通ってはいけない道を歩いた歩行者が悪い
ということになるのだとおもいます。

その矛盾に納得がいかず話を進めていくと
‘末端の自分に言われてもだめなので
本部のほうに直接言ってくれ’
と、本音をかくしたたてまえ論の
言い訳をするような発言にかわってきました。

本当は現場で毎日その状況を見ている守衛さんが
一番感じることなのでしょうが
風通しの悪い組織なのか
自分の考えにふたをして
「本来通ってはいけない道だ!」
のいってんばりは
こっけいを通り越して哀れささえ感じたしだいです。

22:30 04/02/21 記

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