フィールド日記

植物の種名板を信じてはいけませんね


2004年2月11日


今日見かけた小さな春
咲き始めたサンシュユの花
神代植物公園にて



ふくらんだ花芽から顔を出した蕾

一週間ほど前の2月3日に
千代田区にある千鳥ヶ淵の戦没者墓苑に行ったとき
常緑樹に大きな札が掛かっていて
‘オガタマノキ’となっていました。

僕はオガタマノキの冬芽を見たことがなかったので
疑いもせず、「そうか、これが冬芽なのか!」ということで
早速その日のフィールド日記にアップしたものの
その後どうも気になり図鑑をよく読んでみました。

なんのことはない、その札が間違っていて
その木はカラタネオガタマだったのです。
(フィールド日記のそのページはカラタネオガタマとして直してあります。)

そういうわけで今日思いたって
花を撮ったことがあり場所を知っている
神代植物園にオガタマノキの冬芽を見に行ってきました。

カラタネオガタマとは同じミケリア属ですが
やはり冬芽は全然違います。

花の咲く様子を思い出して
ちょっと想像力を働かせれば
その場で札の間違いに気づいただろうに
うかつでした。

植物の名前の札をよく見かけますが
けっこう間違いが多いようです。

先ず‘ほんとかなー?’と
疑ってかかったほうが良いようですね。

21:50 2004/02/11 記

----------------------------------フィールド日記の目次に戻る●

次のページ
前のページ

[植物写真家 鈴木庸夫の自然を楽しむ]のトップページへ行く

Top page (English)