フィールド日記

やっぱり緑が危ない!
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2003年12月15日


昨日、
折りたたみ自転車愛好会のメンバーと
2人で昼ビール忘年会をしたのですが
実は彼は同じ高校の昔からの山仲間で
高校の最寄の駅でおちあって
三十数年前に通った校舎を
2人で懐かしみながら見学してきました。

ずいぶん時間はすぎていますが
中野区の住宅地にある高校とその周辺は
驚くほど変わっていません。

僕は植物を追っていて
方々に行くのですが
前に行ったことのある自然の豊かなよいところを
後日再び訪ねてみると
見るも無残に自然が破壊されていて
つらい思いをすることがたびたびあります。

中野区のそのあたりは
ほんの一部には畑や農家の屋敷林があり
あとは庭のある比較的にゆったりとした
住宅が多くみられます。

街の様子が変わらない理由は
きっと
住んでいるかたがたが豊かで
住み替える必要もないので
変わらないのでしょうね。

その点、
今住んでいる代々木周辺は
大きなお屋敷が
最近、
次々にマンションに変わりつつあります。

数百坪の広い庭で
うっそうとした樹木に覆われているお屋敷が
一本残らず木が切られ
高級マンションに変わってしまいます。

相続税とかいろいろ問題もあるでしょうけど
街の緑を意識して守っていかないと
東京の多くの場所は
人間にとっても
鳥や動物たちにとっても
魅力のない
つまらない街になってしまいますね。

21:13 2003/12/15 記

追伸

カラスのタグについて
昨日新しい展開がありましたが
その件に関して
やはりカラスの追跡調査を行っている
東京大学のMさんに問い合わせのメールをだしたところ
今日、早速お返事をいただきましたので
目次のページに
‘誰がつけたのだろうかカラスのタグ’
というコーナーをつくりました。

ご覧下さい。

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