フィールド日記
大名の優雅な鴨猟
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2003年12月4日
東京都 中央区
浜離宮
後ろに見えるのは汐留の新しいビル群
今日、浜離宮庭園に行ってみました。
子供のころに一度だけ行ったことがありますが
そのときの記憶では面白くなかったので
それ以後は足を向けませんでした。
しかし地図で見ると隅田川の河口にあり
写真の大きな池も
‘汐入の池’
という名のとおり汽水域です。
海岸に生える‘ウラギク’でも見られないかと
期待して行って見ましたが
残念ながら水際は整備されていて
海浜植物はほとんど見られませんでした。
・ ・ ・
ここはその昔大名の別荘地で
鴨猟のために1795年に作られた
鴨場が残されていました。
池から引き込んだ堀を見るための‘小覗(このぞき)’
‘小覗’内部
覗き窓
観光客が皆覗くためおでこと鼻の当たるところが黒くなっていた
覗き窓から見える‘引堀(ひきぼり)’
アヒルをおとりに鴨をこの狭い堀におびき寄せ
入ったところで入り口を閉め、
驚いて飛び立つ鴨を
引き堀の両側で待機していた捕手が
網で捕らえるというしくみのようです。
池全体を見張る‘大覗(おおのぞき)’
大勢がチームワークを組んで
鴨を捕らえるというわけですが
優雅なレジャーですね。
21:21 2003/12/04 記
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