フィールド日記

物が豊かな時代の悩み
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2003年11月27日


もう咲いていたスイセン
新宿御苑にて

うちの子の授業参観に行ったときに
教室の床に消しゴムや鉛筆が落ちていて
誰も拾わないのでびっくりしました。

誰のものか訪ねても
持ち主がわからないことが多いようで
落ちていることすらあまり意識してない様子です。

以前テレビで見たことですが
瀬戸内海の小さな島では
雨水を集めて使っていて
水を大事に大切に使っていたのに
橋が架かって
水道管がひかれると
島の人が働いている
その島のドライブインの調理場の蛇口の水が
流しっぱなしになっている様子を写していました。

僕も昔は新聞の折り込み広告の裏が白いと
絵を描いたり計算用紙に使っていましたが
最近は平気で捨てています。

子どもに「物を大切にしなさい」と言っても
物があふれている今の時代には
実感がわかないかもしれませんね。

最近、僕は、
ペットボトルなどを捨てるときに思いますが
物が豊かでどんどん使うということに
うしろめたさを感じてしまいます。

21:02 2003/11/27 記

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