フィールド日記

次々と展開が変わる自然
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2003年11月26日
東京都 渋谷区


朝日を浴びて輝くツタの紅葉
明治神宮にて

10日ほど前に行っていた四国では
野菊は花盛りで
ほかにもヤッコソウやコウヤボウキなど
多くの花に出会えました。

先日行った信州は
もう木々の葉はみな落ち
山はもう冠雪で白く輝き
里は静かに冬の到来を待っている
という雰囲気でした。

東京は木々の葉が色づき
これから来る冬を前に
森は色鮮やかな季節です。

そうしたなか
昨日は一日中冷たい雨で
デジカメを持ってフィールドを歩くと
雨に濡れた葉や
足元のキノコなどに目がいきます。

今朝はと言うと
昨日の雨に洗われた鮮やかな紅葉と
澄んだ空気のもと
目に染む青空で
同じフィールドでたった24時間の差とはいえ
まるで別世界のようです。

四国と信州の自然が違うのは当たり前ですが
同じ場所でも
背景や小道具をすっかり入れ替えた
廻り舞台を見るようで
大木に絡まるツタの紅葉や
陽をうけて輝く落ち葉など
目に入ってくるものが違ってきます。

平凡な毎日の散歩でも
飽きることがないですねー。

22:02 2003/11/26 記

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