フィールド日記

せわしない世の中とお年寄り
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2003年10月30日
東京都 新宿区


今年ももう咲いていたサフランの花

今朝、開店直後のまだ客のほとんどいない
量販店で買い物をしました。
5階の売り場から帰ろうとエレベーターへ向かうと
杖をついて足元のおぼつかないお年寄りの女性が
エレベーター乗り場の前にいます。

下りが来たので別のエレベーターに向いていて
気がつかないその方に
「下りですけど乗りますかー!」と声をかけましたが
聞こえないようです。
再度、大声で声を掛けると
「上に行きますから」との返事が帰ってきました。

歩いている様子を見ていると
時速1000メートルぐらいでしょうか
ウサギとカメの物語のカメのようなスピードです。

しかし、その女性は
しょうがなくて病院に行くというのではなくて
量販店にショッピングに来ているのです。
朝の空いた頃は
のんびり買い物が出来る時間帯なのですね。

いくら、ペースが遅くても
お元気なお年よりは
楽しく行動しているわけで
長い横断歩道の短い青の時間や
踏み切りがすぐ閉まってしまうのは
そうしたお年寄りには
大きなハードルだと思いますね。

21:30 2003/10/30 記

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