フィールド日記

落ちついてきた神代の水生植物園の湿地
ハス科
Nelumbo nucifera
2003年10月29日
東京都 調布市
山渓ポケット図鑑「夏の花」 178頁


虫くいのハクウンボクの葉

木々の葉が色づいてきましたね。
写真のハクウンボクの葉は
まだ緑色でしたが
光をうけたトチノキの黄葉を背景に
虫くいの穴がたくさんあいているのが見えました。

一年の役目を終えて
色づく葉もあれば
満身創痍の穴だらけの葉もあるわけで
葉っぱのみなさん、ご苦労さまでした!

      ・ ・ ・

ところで
今日は神代植物公園の水生植物園に行きました。
公園として整備されたのは
10年ぐらい前だったでしょうか
出来た頃はまだ植物も根付いておらず
魅力に乏しかったのですが
近年、落ち着いた湿地となり
季節ごとに楽しめる良いフィールドとなりました。


水生植物園(ここは無料で入れます)

沼の中の芦原の中の木道で
ぬきあし、さしあしで獲物のバッタに近づく
カマキリの様子が面白くて
しばらく見入ってしまいました。


バッタを襲おうとしているカマキリ

気をもまされましたが
結局、真下からの攻撃は無理らしく
そのままどこかに去っていきました。

ちょっと風が強く
撮影には不向きでしたが
暖かく気持ちのよい秋の一日でした。

20:53 2003/10/29 記

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