フィールド日記

山道で出会ったラッキーなノウサギとアンラッキーなイタチ?
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2003年10月12日
岩手県 胆沢町

秋の山なみ・掛け軸風
焼石岳頂上にて



ノウサギとすれちがった早朝の山道

焼石岳銀明水の山小屋を早朝出発して
両側に笹が茂っている狭い山道を
登っていたときのことです。
その道は前方で傾斜がゆるくなり
先が見えません。

すると、文字通り‘脱兎‘のごとく
こちらに向かって野うさぎがすっ飛んで来ました。

そして、躊躇する様子も見せず
ボクの足のわきすれすれを通り抜けて
道を下っていきます。

その直後にイタチでしょうか
きれいな金色の毛の動物が全速力で走ってきて
ボクの正面で一瞬停まり
瞬時にわきの笹薮を抜けてノウサギを追いましたが
ノウサギとの距離が絶望的に離れてしまったのでしょう
追うのをやめて
じっとウサギの行った先を見ていました。

偶然道に僕がいたことで
ノウサギはラッキー、
イタチ?はアンラッキーな朝の出来事でした。

瞬時のことでしたが
ノウサギやイタチ?の表情やしぐさは
鮮明に網膜に焼き付いています。

写真など撮る余裕はありませんでしたが
ボクの見たありのままを
お伝えできたら面白いのにと
今日ほど思ったことはありません。

そんなこと眼にカメラをセットした
サイボーグでもないと無理ですけどね。



ところで
昨夜泊まった焼石岳の銀明水避難小屋で
携帯電話が通じたので予定外に更新しました。

昨日の分をお読みでない方は
フィールド日記に入れましたのでお読みください。

帰りの新幹線にて 21:40 2003/10/12 記

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