フィールド日記

カメラ修理も技術の伝承が必要ですね
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2003年9月21日


雨に煙る森
明治神宮にて


昨日買った一眼レフのデジカメの
テスト撮影をしたかったのですが
一日中雨が降り
カメラを抱えて明治神宮に行っては見たものの
大雨のなかで
腰をすえての撮影などできるはずもなく
帰ってきてから
我が家のベランダの鉢に生えている雑草を
超接写で撮ったぐらいです。

      ・ ・ ・

ところで今日は
デジタル一眼レフに他のレンズがつくように
いつも加工を頼んでいる
職人さんのお宅に行ってきました。

その人は
骨董的な価値のある
ライカやローライフレックスなどの修理などでは
手に入らなくなった部品を自分で作って
カメラをよみがえらせることが出来る
特殊な技術の持ち主です。

その方もだいぶご高齢になり
今日も雑談で

「いつまでこの仕事を続けられるのか
技術を受け継いでくれる人がいなくて
私がやめたら古いカメラはどうなってしまうのか」
という心配をしておられました。

今度お願いした加工は
キャノンの一眼レフのデジカメに
ドイツの接写用のレンズ
エルマー65ミリや
テレエルマー135ミリがつくようにお願いしたのです。

ボケのきれいな
ピントの芯のしっかりした写真が
デジカメで撮れるか楽しみです。

23:01 2003/09/21 記

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