フィールド日記
気がつくと外国の植物に入れ替わっていた水辺
トップページの文を転載しました
2003年9月18日
三日ほど前の敬老の日に
実家のある練馬区へ行ったのですが
以前よく観察していた
湧水の辺りに行ってみて
水質はあい変わらず
飲めるほどきれいだったのですが
以前生えていた
貴重な自生種であるナガエミクリが見当たらず
一面にミズヒマワリが茂っていたので
ほんとうに驚いてしまいました。
練馬の井頭に生えていた外来種のミズヒマワリ
9月15日撮影
このミズヒマワリは
以前は水源近くに数株生えていて
名前を調べるのに苦労した覚えがあるので
忘れることが出来ません。
アクアリスト(鑑賞のために水草を育てる人たち)が使う
水草図鑑でやっとわかった
外国の水草だったのです。
それが今、在来の水草を駆逐して
大群落になっていました。
今日フィールド日記で紹介する
オオセキショウモという水草も
外来の植物で
逃げ出して帰化植物になっています。
ペットとして飼っている
ミシシッピーアカミミガメや
外国のクワガタなど
動物も同じことですが
外国のものが
日本のフィールドに逃げ出すと
日本の生態系がかく乱されて
在来種を絶滅に追い込むことになると思います。
どうにかしなくちゃ!!
21:19 2003/09/18 記
----------------------------------フィールド日記の目次に戻る●
次のページ
前のページ
[植物写真家 鈴木庸夫の自然を楽しむ]のトップページへ行く
Top page (English)