フィールド日記
興味あるものは見えてきます
トップページの文を転載しました
2003年9月12日
ぼくは植物に興味があるので
どこへ行っても
気になる植物があると
その植物のほうから
‘見てください’
と信号を出しているような気がして
自然にそちらに目が行きます。
宮崎県に行くといつもお世話になる
野生植物研究家のM氏は
植物を見分ける天才的な能力をお持ちで
数多くの新種を発見し続けておられます。
M氏と一緒にフィールドを歩いていると
小さな植物でも
気になるものをを瞬時に見わけるのを目撃して
驚いたことが幾度もあり
不思議に思って
なぜそんな神業のようなことが出来るのかと
伺った覚えがあります。
M氏がおっしゃるには
みんな緑色をしているはっぱで
フィールドは緑一色のようにみえるのですが
植物の種類ごとの緑の微妙な違いがあり
それを見分けることが出来るのだそうです。
そうした特殊な才能も
色感が良いということもあるでしょうが
植物に常に興味をもっていて
感覚のアンテナをいつも研ぎすませている結果
獲得した能力だと思いますね。
18:35 2003/09/12 記
----------------------------------フィールド日記の目次に戻る●
次のページ
前のページ
[植物写真家 鈴木庸夫の自然を楽しむ]のトップページへ行く
Top page (English)