フィールド日記

自然破壊の公園
トップページの文を転載しました

2003年8月24日
千葉県 松戸市



谷戸に咲くミソハギ


暇なときに地図やネットをつらつらと見て
まだ行ったことのない所や
見たことのないものは
なるべく行って見てみようとおもっています。

松戸の千駄掘は緑豊かな里山ですが
行ったことがありませんでした。

今は‘21世紀の森’という公園になったとのことで
今日はじめて行ってみて驚きました。

都市周辺では
もともとあった豊かな自然を残すために
公園化を進めているところが多いのですが
ここはもともとの田んぼや谷戸を
ブルトーザーで壊して
そこに盛り土して作ったようなのです。


コンクリートに覆われた人工的な公園

緑は多いのですがもとの自然とかけ離れた
ゴルフ場を見るようです。

この公園をよく知る人に聞いたところ
3メートルもの盛り土をしたそうですので
もともとの植物はみな土の下に埋まり
どうりで帰化植物がよく目に付くはずです。

これじゃあ緑の面積が広くとれたとしても
その地域の自然を守るという意味からすると
自然破壊といわざるをえませんね。

上の大きくした写真は
わずかに残った水辺で
ミソハギが咲いておりました。
昔の豊かな自然を想像して
撮影した写真です。

18:13 2003/08/24 記

----------------------------------フィールド日記の目次に戻る●

次のページ
前のページ

[植物写真家 鈴木庸夫の自然を楽しむ]のトップページへ行く

Top page (English)