フィールド日記
細道のマンホールの蓋(夏の暗渠)
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2003年8月12日
東京都 渋谷区
細道のマンホールの蓋(夏の暗渠)
このマンホールのある路地は
我が家のすぐ近くにあり
毎日通る道なのですが
ここには記念碑があります。
「春の小川」の歌碑
ここは
“はーるのおがわはさらさらいくよ・・・”
の唱歌の生まれた場所で
かつては清らかな小川が流れ
コウホネの花やレンゲソウやスミレが咲く
のどかな小川(河骨川)だったところなのです。
明治42年(1909年)から代々木に住んでいた
国文学者の高野辰之氏が
しばしばこのあたりを散歩していて
「春の小川」を作詞したそうです。
僕はこの道を毎日歩いていて
このマンホールの蓋をみても
何の創作意欲もわきません。
「夏の暗渠」と題して
いっちょう作詞したくても
残念ながら
何にも出てこないのでした。
17:46 2003/08/12 記
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