フィールド日記

カンガルーアップル
ナス科
Solanum aviculare
2003年5月23日
東京都 新宿区



今日出合ったこの花は
僕ははじめてみた花だ。
ナス科のソラナム属に違いないので
帰って図鑑を調べたらわかるだろうと思っていた。

僕は図鑑類をけっこうそろえているのだが
どれを調べても該当するものが見つからない。

さんざん調べたあげく
イギリスのDorling Kindersley Bookの
ハーブの本を日本語に訳した
日本ヴォーグ社の‘完璧版ハーブの写真図鑑’に
よく似たものが載っていた。
ただその本に載っていたものの葉は三つに裂けている。
今日見たものは三つもあるが五つに裂けたものが多い。
ネットでオーストラリアの植物サイトを見た。
確証がもてないが
たぶんカンガルーアップル(Kangaroo Apple)でいいと思う。

英名どおり実は食べられるが熟す前は有毒で
オーストラリアの亜熱帯地方の森林に生えるようだ。

調べているうちに和名で‘紫宝華’
学名で‘Solanum laciniatum’と載っているサイトもあった。

(この植物に関してなにか情報をお持ちの方がいらしたら
教えていただけるとうれしいです。)


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