フィールド日記

アレチノギク

キク科
Conyza bonariensis
2003年5月20日
東京都 港区
山渓ポケット図鑑「夏の花」 23頁






まだ小さな株、真ん中が花で枝の先はみな蕾だ。

同じ南アメリカ原産のオオアレチノギクとは
同じ属で花も実も葉も良く似ている。
しかしオオアレチノギクは秋になって
人の背丈ほども成長した茎の先に花を咲かせるが
アレチノギクは春先、
まだ30センチほどの丈のころ
先ず花を咲かせ、
その花が実になる今頃
枝の先に次の花を咲かせる。

そうして、初夏から秋まで
次々に実をならせているようだ。

新橋駅前の駐車場のフェンス沿いの
大きくなった株には
幹の真ん中あたりに今年一番先に熟した実が見え、
脇の枝先では花が咲いていた。

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