フィールド日記
ファースト調理の時代
2003年2月 4日
東京都 渋谷区
ピンクのマーガレット(本文とは関係ないけど春らしいから載せました。)
今日の昼ごはんは
仕事場近くのおすし屋のチェーン店に入りました。
お茶がおいしくないので
配膳してる女の子の作業の様子を見ていると
湯のみに濃縮のお茶液を入れてあり
客が来ると熱湯を注いで出しています。
味噌汁もコーヒーメーカーのような機械で
具とお湯が出るパイプから注ぐ店がありますよね。
スーパーの売り場で
あとはいためるだけというような
ベーコンをまいたアスパラガスとか
薬味用に切ってある袋入りのナガネギや
いろいろなカットした生野菜の袋詰め
豚汁などメニューごとの具が入った
野菜の水煮などを見かけると
驚いてしまいます。
インスタントだしをつかい
そうした半調理した素材で作ったものは
本物とは似ていても
出来上がったものは別物のような気がしますね。
そうして育った世代が大人になったときは
"おいしいもの"とか"ほんもの"は
どういうものをさすようになるのでしょうかね。
----------------------------------フィールド日記の目次に戻る●
次のページ
前のページ
[植物写真家 鈴木庸夫の自然を楽しむ]のトップページへ行く
Top page (English)