フィールド日記

ハト・ケヤキの実を食べる

2003年1月19日
東京都 渋谷区

枯葉をかきわけ餌を探すハト

いよいよ冬真っ盛りという季節になってきましたが
いつ雨が降りだしてもおかしくない
うすら寒い日曜の公園は
人影もまばらで
いつもは広場で餌をもらっているハトたちも
人間はあてに出来ず
ケヤキの根元に
あつまっています。

イイギリやピラカンサなどの派手な赤い実と違い
ケヤキの実は小さく地味で
みのっているかどうか人間は気がつかないほどです。
しかし今の時期、
ハトのほかスズメなど穀物系の餌を食べる鳥たちは
ケヤキの木の根元にたくさん集まり
落ち葉にうずもれた小さな実を
丹念にくちばしで掻き分け
探し出して食べているのです。

こうしてみるとケヤキは小鳥たちにとっては
重要な木なのだと思います。

----------------------------------フィールド日記の目次に戻る●

次のページ
前のページ

[植物写真家 鈴木庸夫の自然を楽しむ]のトップページへ行く

Top page (English)