フィールド日記

シロシキブの実?が落ちている林
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2003年1月8日
東京都 渋谷区


シロシキブの実?が落ちている林

都市近郊の雑木林や河原などを歩いていると
よくこうした実のようなものが落ちています。

写真のような白いもの以外、黒、青、緑など
いろいろで
圧搾空気でとばすおもちゃの鉄砲の弾です。

防護マスクをつけて、
迷彩服を着て戦争ごっこをしている
若者や子供たちを見かけることがあります。

威力もそうとうなもので
スズメなどの鳥も撃ち落されるようです。

これの機関銃は連続発射ができで
きっと弾の値段が安いのでしょう
景気よく撃ち合い
フィールドに落ちている弾を
幼稚園児ぐらいの子供達は
競って拾っていますが
撃ち合った人が拾っているのは見たことがありません。

小さな子供たちの思い出はきっと
森の収穫はBB弾ということになるでしょう。

鳥たちが食べるかどうかは知りませんが
プラスチックの粒が大量に撒かれていて
環境にいいわけがないですよね。

僕の子供のころにも
ギンダマ鉄砲という
バネで弾を飛ばすおもちゃがありましたが
粘土の表面を着色した弾でした。

大人の猟銃の弾でも鉛害が広がっているようですが
こうしてフィールドに撒かれるようなものこそ
"安かろう環境に悪かろう"
ではいけませんよね。

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