フィールド日記

飽食のハトたち

トップページの文を転載しました。
2002年12月23日
東京都 渋谷区


飽食のハトたち

夕暮れ時の新宿中央公園を通りかかると
ドバトがたくさん集まって餌を食べています。

ハトの群れの中で
中年の女性が中心になって
パンの耳をやっています。

その量がものすごいので驚いてしまいました。
通りかかった親子連れの子供の
「あっパンだ!」
という声もします。

餌を撒いたひとは
足早に立ち去りましたが
このあとどうなるのか
僕はしばらく様子を見ることにしました。

上の枝では
カラスの群れがみおろしています。



ハトよりも強いカラスが
降りて一緒に食べないのは
カラスのプライドが許さないからでしょうか。


そそくさとパンをくわえて立ち去るカラス。

ハトの群れからはみでているパンを
カラスはときたま降りてきてくわえていきます。

あまりにも大量だったので
ハトたちも食べきれず
次第に飛び去っていきます。

そうなると
雀たちがやってきました。


ハトの去った後に来たスズメ。

それでも 残っています。

そういえばここらのドバトはふとっていますが
外来種のドバトが増えて
自然界にどんな影響を及ぼすか考えながら
薄暗くなるまで
餌が残る様子を見ていて
なんか釈然としない思いが残りました。

----------------------------------フィールド日記の目次に戻る●

次のページ
前のページ

[植物写真家 鈴木庸夫の自然を楽しむ]のトップページへ行く

Top page (English)