フィールド日記
"枯れた赤松"と藤蔓
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"枯れた赤松"と藤蔓
公園の柵や東屋など
丸太でできているようでも
よく見るとコンクリートで作られていることがあります。
明治神宮内苑の枯れた赤松の幹は藤蔓がからまり
なかなか風情があります。
しかしこの赤松は
近づくいてよく見てみると樹皮や根元など不自然です。
色も質感も不自然な根元。
よく出来ていますがコンクリート製なのです。
以前あった松の枯れ木がいよいよダメで
そっくりにコンクリートで作ったようなのです。
管理の方に伺ったところ
コンクリートに変わって
藤も元気がなくなってきたそうです。
そのうち藤も作り物に変わってしまうかもしれませんね。
自然の風景のように見えても
イメージが変わらないように
人工物に置き換わっていったら
まるで、"ディズニーランドの日本版"と言える
不思議な空間になってしまうことでしょう。
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