フィールド日記

シクラメン
サクラソウ科
Cyclamen persicum
2002年12月 3日
東京都 渋谷区
山渓ポケット図鑑「秋の花」 100頁



この花を見るとなぜか豚を連想してしまう。
なぜかと言うと植物の名前を一生懸命に覚えていたころ、
牧野富太郎の新日本植物図鑑のシクラメンの説明で
カガリビバナ、ブタノマンジュウとも呼ばれ、
カガリビバナは花の形がかがり火を思わせ
豚の饅頭は英名 Sow-breadの訳であるとなっていたことが
頭に残り、つい豚を連想してしまうのだ。

辞書をひくとSowとは雌豚のことのようなので
雌豚のパンということになるが
根元の芋のような大きな球茎を豚が好むのかとも思うが
不思議な取り合わせなので忘れられない。

西南アジア原産の多年草で
冬の鉢花としてよく出回っていて
今日は近くの花屋さんの店先で写真を撮らせてもらった。

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