フィールド日記
シュロ
ヤシ科
Trachycarpus fortunei
2002年10月26日
東京都 渋谷区
山渓ポケット図鑑「春の花」 312頁
実は熟すと緑黒色になる。
ヤシの木は南の島に生える植物という印象だが
雪の降ることもあり霜もおりる東京周辺でも
シュロはよく育つ。
この木を見たヨーロッパからの旅行者が
東京に対して熱帯のイメージをもつと聞いたことがある。
最近は温暖化もすすみ
鳥の糞にまじって広がるためか
方々の林でシュロがずいぶん目立ってきた。
ひときわ暑い東京の夏のイメージはもはや確かに熱帯だ。
葉が長めで真ん中へんから折れてたれた感じがするのがシュロで、
葉が硬めでピンと立った方がトウジュロだ。
トウジュロにたいしてこちらはワジュロとも呼ばれる。
----------------------------------フィールド日記の目次に戻る●
次のページ
前のページ
[植物写真家 鈴木庸夫の自然を楽しむ]のトップページへ行く
Top page (English)