フィールド日記
ケチヂミザサ
イネ科
Oplismenus undulatifolius
2002年9月14日
東京都 渋谷区
山渓ポケット図鑑「秋の花」 569頁
僕のよく歩くフィールドには
チヂミザサの仲間で
明らかに感じの違う二つのタイプが生えている。
今日紹介するこれは
毛が多くて葉の色が明るめで
花穂が詰まった感じがする。
こちらはケチヂミザサと呼ばれるほうで、
タイプ産地(基準となる標本の産地)はイタリアで
地中海沿岸から中央アジア、インド北部をへて極東に分布、
日本では北海道から沖縄まで普通に見られる。
ずいぶん広い範囲にのさばっている植物だが
それほどあつかましさは感じない。
今日も薄暗い林の下で静かに花を咲かせていた。
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