フィールド日記
湿原のトンボ
2002年9月7日
北海道 美深町
トンボの名前はわからないが
湿原の水草につかまり大きなトンボがたくさん集まり産卵していた。
産卵している一匹のトンボに雄のトンボがアタックをしかけ
さながら空中戦のような飛び方をしていたが
雌のほうが勢いあまり水に飛び込みずぶぬれになってしまった。
どうするのかと見ていると
水からすぐ飛び立ち
僕のそばにある杭にとまり体を乾かし始めた。
僕が見ていることなど眼中に無いようすで
前足を動かし大きな目玉をワイパーのように拭いている。
このトンボは目玉が特にでかく
首をぐるぐる回して
まるで首の運動をしているようだ。
お願い どなたかこのトンボをご存知の方、名前を教えてください。
さてこの湿原は緯度の高い位置のうえ
800メートル近い標高にある高層湿原ということで
面白そうなので行くことにしたのだが
やはり時期も遅く
花らしい花はエゾリンドウ以外ほとんど見られなかった。
しかしアカエゾマツが湿原の中に盆栽のように点々とあり
特異な景観であった。
上記のトンボはこの湿原にいくつかある沼の一つ(つつじ沼)で目にした。
----------------------------------フィールド日記の目次に戻る●
次のページ
前のページ
[植物写真家 鈴木庸夫の自然を楽しむ]のトップページへ行く
Top page (English)