フィールド日記
虫こぶ・エゴノキ
エゴノキ科
Styrax japonica
2002年6月18日
東京都 渋谷区
山渓ポケット図鑑「春の花」 392頁,「夏の花」 713頁,「秋の花」 693頁
虫こぶ(エゴノネコアシ)
若い実。 矢印でわかるように、左下に実、右上にエゴノネコアシと同じ木についている。
5月5日に花を紹介したエゴノキも
もう実が目立つようになった。
丸く太り始めた実の中に
まったく形の違う実のようなものが見える。
これは虫こぶと言って
中に虫の幼虫が入ってその植物の形を
自分たちの育つのに都合のよい形に変えるホルモンを出して
その中で育っているものだ。
エゴノキの虫こぶはネコの手のような形に見えるために
エゴノネコアシフシという名がついている。
中にはエゴノネコアシアブラムシ(Ceratovacuna nekoashi)
という虫のの幼虫が入っているそうだ。
今日は雨が降っていて写真を撮っただけだが
今度晴れた日にためしに一つ割ってその虫を見てみようと思う。
その結果はまた後日紹介しよう。
6月20日追加
虫こぶの中身は?
虫こぶをひとつ採ってみた。
この木にはいくつも出来ているがみな同じ形だ。
そのひと房をナイフで切ってみた。
中には大・小と大きさの違う小さな虫が入っていた。
僕の持っている図鑑には載っていないのでわからないが
この虫が大小ともエゴノネコアシアブラムシ(Ceratovacuna nekoashi)
なのかも知れない。
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