フィールド日記

ネジバナ
ラン科
Spiranthes sinensis
2002年6月4日
神奈川県 鎌倉市
山渓ポケット図鑑「春の花」 718頁,「夏の花」 199頁





ラン科の植物というと
珍しくてなかなか見られないというイメージがあるかもしれないが、
昔は、里では、シュンラン、エビネ、サイハイランなどは普通にあり
山にいけば5月30日に紹介した写真のように普通にセッコクなども
あったのだと思う。

いつのころからか、
家の庭で咲かせようと考えて掘り帰り、
野山で見られなくなったのだろう。

その中でこのネジバナばかりは
町の中でも芝生や土手でたくさん見られる。

とてもきれいな花だと思うが
誰も自分の家のそばで
普通に咲いているので掘って持ち帰らないのだろうか。

花のねじれる向きは右巻き左巻きともあり面白い。

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