| フィールド日記 |
白岳頂上
2002年4月28日
長崎県 対馬
僕が白岳へ登ったのは二度目になる。
前に登ったのは10年ちかくまえのことだが
ダンギクが咲いていたころだから10月ごろだった。
福岡発の朝一便の飛行機で対馬へ向かう機中、
隣に座った男性も登山姿だったので、
話を聞くと福岡の人で白岳へ登るそうで
対馬に住んでいる弟さんが空港まで迎えに来て
登山口まで送ってくれる予定とのことだった。
僕も白岳に登る予定だったので
弟さんの車に便乗させてもらうこととなった。
彼は頂上にある神社に願いがかなったお礼のお参りに行くという。
僕は気楽に「じゃあ僕もお願いをしよう！」と言うと、
強い口調で
願をかけたらそれが成就した時に必ずお礼に
白岳へ再び登ってお参りをしなければならないので
本当に願をかけるならよくよく考えてからするようにと言われた。
その時、頂上の神社へ着いて
願い事をするかどうかしばし考えたが
どうせなら大きなお願いをすることにした。
まだそのときの願いはかなってはいないが
今日、祠の前にたってみて
そのときのことを思い出し
その後の自分の行いやまわりにおきた変化
そして時間の流れを思い出し感慨にふけってしまった。
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