フィールド日記

奥三河にて

ホームページの表紙に掲載しものを残しました。
2002年4月18日
愛知県 鳳来町


ホソバシャクナゲが見たくて
朝の新幹線で愛知県の鳳来町にやってきました。

真言宗五智教団の本山、鳳来寺の
参道の石段を登って山へ向かいました。
下の集落から200メートル近く登り
鳳来寺にたどり着きます。
その道すべてが石段です。
いつの時代に、
どんな人々の労力で積み上げられたのか
考えただけでも気が遠くなります。
人気のない参道で
石を積み上げた昔の人の思いが
息を切らせて登っている僕に
迫ってくるような気がしました。


夕暮れとなり撮影を終えて
折りたたみ自転車で
下り坂を一気に町に降りました。
古い建物の続く昔の宿場町大野を走っていると
いかにも旅籠という感じの宿がありました。
お願いすると6時も過ぎているというのに
夕食も用意してくれるとのことで
旅を終えた昔の旅人の気分です。
宿の人に聞いたら
僕の泊まっている部屋は
大正6年に増築したそうで
本体は江戸時代のものだそうです。
そして代々プロの宿の夕食は
さすが!という感じて
適量の洗練された料理でした。



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