フィールド日記 ハラン(バラン)
キジカクシ科(←ユリ科)
Aspidistra elatior
2002年4月7日
東京都 渋谷区
山渓ポケット図鑑「秋の花」 264頁
分厚く積もった枯葉を掻き分けてみた。
枯葉の下に花が咲いている。 断面を見るとオシベが見える。
ハランの根元には10センチくらい枯葉が積もっている。
掻き分けて根元を見ると花が咲いていた。
こうして掘り出さない限り人間の目に触れることのない花だ。
蝶や蜂たちも見つけることは出来ないだろう。
一つとってナイフで切ってみた。
ロウ細工のようなかたいかんじて
ふたのようになっている奥に空間があって
花粉の出ているおしべがある。
ここへもぐりこんできて花粉を運ぶのは
ナメクジかそれとも土の中にいる昆虫か
いくつもの花を見たが何もきていない。
夜訪れるのかもしれない。
神社の境内なので
夜に懐中電灯をもって
ハランの根元をさぐったりしていたら
110番されるかもしれないのでとりあえず
保留にしておこう。
どなたかご存知の方教えてください。
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