フィールド日記

コウヤボウキ
キク科
Pertya scandens
2002年3月14日
東京都 国分寺市
山渓ポケット図鑑「秋の花」 358頁



針金のように細い枝から芽吹いている。
そして去年の秋に咲いた花が、今実になっている。

イネやヒマワリのように毎年種から芽が出て一生をその年で終えるのは草。(一年草)
そしてノコンギクやヨモギのように
地下の根が生きていて春その根から芽吹くのも草という。(宿根草)

地上の枝が冬に枯れずにそこから新芽が出れば木ということになるが、
コウヤボウキの枝は三年目には枯れてしまうそうで
冬を越すのは一年目と二年目の枝だけで
いつまでたっても大きくは育たない。

図鑑では小低木と書いてあるが
僕は木と草のあいのこのように見える。

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