フィールド日記 キジバト
ハト科
Streptopelia orientalis
2002年2月13日
東京都 渋谷区
朝の散歩をしているとケヤキの林で落ち葉の中に実が落ちているのか
一生懸命に何かを探してついばんでいる様子のキジバトがいた。
どこでも見かける普通の鳥だが僕にはキジバトを見るといつも思い出すことがある。
中学生のころ二階にある僕の部屋の窓の前にアオギリの木があり、
そこにキジバトが巣を作っていた。
僕が窓を開けても卵を抱いているキジバトはそう気にする様子はなく、
しばらくご近所づきあいのつもりで観察したことを思い出すのだ。
くりくりの目玉で、目が合っても何を考えているのか分からないような
ぽやっとした鳥だという印象だった。
そういうわけで、昔のよしみでなんだか僕にとっては親しみが持てる鳥だ。
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