フィールド日記

シラビソ
マツ科
2002年2月10日
長野県 菅平





猫子岳を目指して深い雪の中を歩くスキーで登って行くと、
ダケカンバが多く見られる尾根を過ぎてシラビソが増えてきた。
頂上付近は写真のようなシラビソの林だ。
自然の分布ではシラビソのような針葉樹林の上にダケカンバの林があると思うのだが、
人間が針葉樹林を伐採した所はダケカンバが先に生えてきて、
この付近はこのような生え方になったのかと思う。
人間が手を加えなければ将来は本来のシラビソの林になっていくことだろう。
さて頂上付近では横なぐりの風にのった雪がシラビソの枝にまんべんなくついていた。
枝の隙間も雪で詰まっている。
もう少し雪がつけば立派に樹氷になることだろう。
( 2月11日更新)

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