フィールド日記

サクラの変な枝ぶり

バラ科
2002年2月9日
長野県 菅平高原



葉が落ちてしまう冬の森では変わった枝ぶりが良く目立つ。
これはソメイヨシノに多く発生するテングス病の枝で、
病原菌(Taphrina wiesneriという学名らしい)におかされた枝だ。
冬枯れの今の時期異様な枝ぶりが目をひくが、
花の時期にもこの枝には花芽がつかずに満開のときにも病気の枝からは葉が出ていて目立つ。
けっこう多い病気なのでお花見のときに気をつけていると見つけられるだろう。
この病気はソメイヨシノ以外にもサクラの仲間では見られるようだ。
(2月11日更新)

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