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手術後
術後から 12月22日(水)入院2日目・・・朝食抜きで手術、点滴のみ。 12月23日(木)入院3日目・・・朝より鼻チューブから流動食 12月24日(金)入院4日目・・・3食、鼻チューブから流動食 12月25日(土)入院5日目・・・鼻チューブ抜く。昼より口から流動食 12月26日(日)入院6日目・・・昼から全粥食 12月27日(月)入院7日目・・・3食、全粥食 12月28日(火)入院8日目・・・朝全粥食、昼前に退院 入院2日目 苦しい1日だった。 名前を呼ばれて、返事をした。(記憶がある。) 夢すら見ずに、無事に手術が終わっていた。 取り敢えず、生還した。 12時30分、何かで運ばれて、7階の病室に戻る。(時間は家族が記録。) 口には、酸素マスク。 鼻には、左側が管とガーゼで詰まった右側。 咳き込むと、血痰と鼻から出血が出る。 体温は、37.2℃まで上がる。 喉の奥に鼻からの管が、食道まで入っている。 その管が、実に苦しい。 口からの呼吸なので、喉が渇いて来る。 唾を飲み込むと、ヒリヒリする。 寝返りすると、喉の管が動き、更に痛む。 家族に色々注文した。 1. ティシュをくれ。 2. 痰が出た。 3. 足を揉め。 4. 同じ所ばかり揉むな。 5. 力が強すぎる。 6. 枕が欲しい。(看護士から今日は駄目と言われていた。) 7. ベットを上げろ。(上下と背もたれが、手動で動く。) 8. ティシュを揉んで柔らかくしろ。 9. 鏡を見せろ。デジカメで写せ。 これらは、家族の記録からであるが、記憶の範囲である。 これも、家族の記録であるが、5〜600CC出血したが、輸血はなし。 内容物を見せられたらしく、鼻にはバイパス穴もあるらしい。 開口した頬の骨は、元通りに填め込んでくれた。 約1時間後に、寝てしまう。(寝たらしい。) 点滴を受け、検温・血圧・脈拍測定を1時間毎に続ける。 採血を足の付け根から取る。 どうして? 夜勤は、TO嬢(22歳)とTA(美形25歳) 24時から1時間間隔で見回りに来てくれたが、寝が浅く気配で目覚めてしまう。 夜中に腰が痛くなり、2人に指圧してもらう。 4人部屋の隣ベットからは、「いびき」が大きい。 TO嬢が、「隣の首を横にします。」と言ってくれた。 入院3日目 朝、排尿チューブを外しに、H氏とTO嬢が来た。 これで、点滴棒を転がしながらでも、自分で始末できるようになった。 8時1時間掛けて、鼻からの流動食。 400CCで、400CAL。 カロリーメイトの濃い感じで、ヤクルト色の液体である。 実に味気ない「食事」である。 喉のチューブの違和感が続く。 これは、最後まで慣れなかった。 9時13階へ行き、H氏による口中の消毒と洗浄。 鼻から呼吸できないので、激しく咽せる。 「もっと、うまくやれよ。」と内心、毒付く。 日勤は、K嬢(目が大きい24歳) 10時3階でレントゲン(胸部・頭・顔)撮影。 体重83.2kg(1kg減量) 昼も、鼻からの流動食。 K嬢の落とす速度が遅く、ナースコールする。 「夕食まで掛かるよ。」、笑いながらダイヤルを廻すK嬢。 21時までは、u嬢(丸顔、30歳) 体重82.2kg(2kg減量) 右頬が腫れているので、氷嚢を作ってもらう。 夜勤は、A嬢(30歳) 22時寝る。 検査入院の「いびき」の隣人は、カーテン越しに「失礼しました。」と退院。 残りの2名も、移動や退院でいなくなり、1人部屋となった。 入院4日目 5時目覚める。 頬が、まだ腫れている。 体重81.2kg(3kg減量) 採血跡のバンソーコーのネバネバをオリーブオイルで取ってもらう。 3食とも、うんざりしている流動食。 日勤は、Su嬢(浣腸してくれた) 点滴が大小各1袋。 だるくて、午前中寝ていた。 午後、血圧が144―106と、一番数値が上がった。 鼻管を取る事を検討すると、H氏。 21時までは、IT嬢(27歳) 点滴チューブを持ちながら、移動してしまう、「変な子」。 夜勤はu嬢。 H氏が、当直挨拶に来る。 腹が下る。 入院5日目 体重79.9kg(遂に15年振りに80kgを下回る) 日勤は、iS嬢(28歳)、Y嬢(23歳)、iZ嬢(26歳)、To嬢 10時13階でH氏により、鼻のチューブを抜く。 すっきり、さわやか。 コーラ飲みてー。 シャワーも良いって。 M氏と下りエレベータ内で出会い、御礼挨拶。 昼は、4日振りの口からの食事。 葛湯、クリームスープ、ジュース、牛乳 とても、旨かった。80.4kg(あっと、言う間に・・・。) 午後シャワー。超〜ぅ、気持ちいい。 15時N夫婦が見舞いに来た。 「暇」がつぶれ、助かった。 定刻に夕食。 重湯、コンソメスープ、野菜ジュース、バナナジュース 3分間の夕餉であった。 21時までは、TA嬢(美形) 実は、腰をもんでもらった時、暗くて良く判らなかった。 見た事のない、看護士だった。 聞いて見たところ、TA嬢であった事が判った。 食後の点滴も、慣れて来た。 夜勤は、IT嬢。 夜中、見回りに来てくれる。 入院6日目 朝食は、重湯、具なし味噌汁、牛乳。 とても、情けない位に侘びしい。 日勤は、A嬢とSA嬢。 10時13階でT氏による口内消毒。 13〜14針縫ったとの事。 明日、右鼻のガーゼ取る予定。 28日(入院8日目)に退院予定をもらう。 11時シャワー。 左手首の点滴箇所はビニール袋で防滴措置してもらう。 右手だけで洗髪。 昼から全粥食になった。 おかゆ、コーンスープ、湯豆腐(醤油味)、炒り卵、大根おろし、ピーチジュース、リンゴジュース、牛乳 歯ごたえするような、食材はない。 シャキシャキするレタスやキュウリもないし、肉もない。 だんだん、贅沢になって来た。 16時まで、昼寝。 実母と妹が見舞いに来た。 夕飯も全粥食。 おかゆ、鱈のそぼろ煮付け、コンソメスープ、ほうれん草のペースト、肉じゃがのペースト、茄子味噌のペースト、牛乳 21時までは、TO嬢 食後の点滴もラスト2となる。 夜勤は、TA嬢とSU嬢。 入院7日目 食前に採血。 今朝も全粥食 おかゆ、ねり梅、具なし味噌汁、具なし茶碗蒸し、野菜ペースト、ほうれん草ゼリー、牛乳 このフロアーには、入院患者が12名くらいいる。 青年から老人までだ。 自分の食膳は、アナウンス後に自分で配膳ワゴンまで、取りに行く。 名札があり、個人別のメニューになっている。 下膳も当然自分で返却する。 密かにチャレンジしている事が2日前からある。 下膳の一番返ししている。 昨晩は、実母や妹と話しながら食事したので、2番目だった。 今朝も、2番目だったが、1番目は半分くらい残してあった。 食後、髭を剃る。 鼻の下は、患部に近いので残した。 食後の点滴もラスト1となった。 10時13階でT氏とH氏により、鼻のガーゼを取った。抜いたと言う方が正しかった。 T氏がピンセットで廻しながら抜くが、しっかり付いており、なかなか抜けない。 自然と頭が前に出る。 H氏が頭を押させる。 「大丈夫ですか?」とT氏。 「思い切って、やって下さい。」と私。 決して本心では、ないが・・・。 自然と目に涙が溜まるのが判る。 そのガーゼは、右の頬の中に埋まっているのだ。 顔の中で、動くのが判るくらいなのである。 20cmくらいのガーゼが、ズルリと出た。 どす黒い血も、喉から出る。 「ひぇー」である。 血は直ぐに止まる。 内部を洗浄して、出口に脱脂綿を詰める。 やれやれであった。 28日退院とT氏から、正式に言われる。 3日間早まった。 11時3回目のシャワーに入る。 昼も全粥食。 おかゆ、コーンスープ、炒り卵、ニンジンペースト、クリームスープ、柑橘類のシロップ、牛乳。 今朝、「硬いものも少しは食べたい」とコメント欄に記入したが、無駄だった。 矢張り、「早食い」が1人いるようだ。 1番目は、しっかり完食していた。 体重は、80.6kg。 午後、会社の同僚1名見舞いに来る。 「自転車」「日帰り温泉」「ビジネス関係」の本が来た。 会社や友人には、31日退院と前から伝えてあった。 夕方、連絡した。 21時までは、A嬢。 夕食も全粥食。 おかゆ、鰹のフレーク煮付け、大根おろし、あんかけ豆腐、コンソメスープ、大根葉のスープ、リンゴジュース、牛乳 家族が帰った後、友人3名(山の仲間F氏、大学時代のN氏とSO氏)が来た。 既に1人部屋化となっているので、気兼ねなく長く居られる。 最後の点滴も終わり、点滴針を抜く。 固定用の絆創膏が強い為に、「肌が剥けてしまう人がいる。」とA嬢が驚かす。 保険会社用の診断書を渡す。 夜勤は、TO嬢。 22時に寝る。 入院8日目 6時起床。 体重79.4kg 最後の全粥食となる。 おかゆ、じゃが芋の潰した煮付け、鯛味噌、具なし味噌汁、具なし茶碗蒸し、牛乳 看護士スタッフからの「退院コメント」付きであった。 日勤はIT嬢で、保険会社用診断書を受け取り、コピーを取る。 M氏・T氏・H氏の回診、ベットに正座して御礼する。 昨日のシャワーで濡れた脱脂綿を交換しに、外来者が多い2階の診察室へ行く。 11時精算(約20万円)して、家族と車で退院した。 T病院関係各位並びに友人・同僚の皆様に御礼申し上げます。 それと、家族にも。
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