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【裏丹沢・大室山と源泉かけ流しの湯】





日程:平成17年 3月13日(日)
天気:快晴のち曇りのち晴れ、強い冬型。
行程:神ノ川ヒュッテ(駐車)7:50〜犬越路10:00〜大室山12:50〜日陰沢新道〜神ノ川ヒュッテ13:45着

 大室山は、標高1587.6mだが、どっしりした山である。
そこに行けば、富士山がドーンと大きくて、迫力があるだろうなぁ〜
と、陣場山に出掛けた時から、狙っていた。
2月の下旬から、週末になると天気が崩れ続けて、一ヶ月が経ってしまった。
まぁ、その間に風邪と花粉症で「ボロボロ」状態で、好天でも行けなかったが・・・。
調べると、裏丹沢方面のアクセスが悪く、車で出掛ける事にして回遊できるコースがいいな。
また、藤野の温泉病院にある天然温泉の評判も、確かめて見るつもり。(陣場山記録参照)
全身に花粉を浴びるであろうし、体も服も一掃したい訳である。
15年も花粉に苦しむが、薬も体をマヒするようなので、今はマスクと目薬で耐えて・耐えて。
この時期、家に入る前に「バタバタ」とコートを叩き、居間以外で着替えて、即入浴している。
洗濯物は部屋乾しし、布団干しなど以ての外である。
空気清浄機は、常時スイッチオン。
勿論、職場でも家でも手の届く所に、箱テッシュだらけ。
街で配るサラ金テッシュの有難さ。
帽子・マスク・サングラスすると、コンビニ店員がギョットしているし、カッタナイフなんか買ったら・・・。
今選挙があれば、「花粉症対策」を公約する人や政党は当選する?
張本人の農水省や厚生労働省や森林組合は、一体どう責任を考えているのか?
自由化で外材が売れ、高い国内材は売れないから、森林が荒れて枝が増えて花粉も増える?
被害者は国民だ。
公害そのものだ。
だんだん、エキサイトしてきた。
マスコミも「ライブ&フジ」ばかりやらず、この問題を是非取り上げておくれ。
若者の就職難と森林現場不足と住宅景気上昇と花粉症対策と、結び付かないかなぁ。
一石四鳥?
前置きが長くなったが、患っている人々は理解を戴けると思うのである。

 車で行くと、時間の節約と行動範囲が広がる反面、往復か回遊しかない。
当然ながら、昼ビールはできない。
道志川の支流の神ノ川(カンノカワ)沿いの終点が、日陰沢橋であり神ノ川ヒュッテである。
この林道は犬越路トンネルで西丹沢につながる。
自転車で西丹沢から2度越えた事がある。
犬越路トンネル内に照明がなく、1kmも真っ暗でヘッドライト頼りだった。
早朝でも、5・6台が駐車していた。
早起きおじさんが多いか?
車上荒らしが山の中にも出るらしい(山渓に特集あり)ので、財布類も持って行く。
荒れた登山道が整備されつつある。
気温が低く、雪面を踏み抜く事もない。
誰にも会わずに、犬越路(イヌコエジ)に着く。
静かな山である。
近くの避難小屋があるが、水場は遠く、窓がなく暗い。
少休止していると、笹薮が「ガタゴソ」して、「熊か鹿か狸か」と一瞬思ったが、
西丹沢から単独行のおじさんが来た。
10分から20分おきに、静かさを破りジェット旅客機が南から高度を上げて轟音が響く。
大室山までは尾根道だが、鹿とカモシカの糞だらけで、足跡もある。
硬い雪面とぬかるみが交互にくる。
大室山頂は広葉樹が多く、展望はよくない。
5人目に出会った登山者は、20代後半の若者で、夏山の格好で茅ノ尾根を登ってきた。
耐寒訓練かどうか?
トレースもあり、日陰沢新道を下る。
昼でも雪面は硬く、踏み抜く事はない。
スパッツも不要だ。
1300m付近で約20名のパーティ(おじさん・おばさん)に出会う。
「上りのトレース崩してしまいました。」と言うと、「いいわよ、大勢だから大丈夫」と返ってくる。
神ノ川ヒュッテから上ってきたが、硬い雪面で転ばない事を祈る。
地図の表示は「難路」であり「一般路」でないが、赤テープや手作り標識が多くあり誘導される。
マスクをしているが、風が吹くと鼻が「ムズムズ」→「クシャミ」する。
テッシュがなくなる頃、車に着いた。

ふじの温泉、東尾垂(ヒガシオタル)の湯に向かう。
「五感の湯」の先で、温泉病院の上にある。
2時間650円で天然100%かけ流しである。
泉質は、アルカリ性単純泉、源泉44.9度、ph9.73
湯船は広くないが、内湯の他に「タル湯」と「露天風呂」がある。
評判とおり、良い湯であった。


以上


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