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【TXと筑波山(自転車の旅)】





日時:10月1日(土)08:45〜2日(日)15:00
旅人:1人
行程:自宅〜秋葉原〜つくばエキスプレス(TX)〜二男アパート〜昼食(わかとら家)〜筑波山山腹
(つつじが丘)〜片道ロープーウェー〜女体山877m〜表筑波スカイライン〜アパート泊
2日目〜北通り〜三妻〜水海道〜守谷〜利根川土手〜新利根大橋〜柏〜北小金〜自宅

【TX】
毎年恒例な、妻とその友人達が「地区祭りの焼きそば屋」をやるのは構わないけれども、材料運搬は
「うちの主人」がいるからと・・・。
まぁ、たまには良しとしょうか。
その影響で出掛ける時間は遅くなり、秋葉原駅9時45分発の「区間快速」に乗車した。
一番早い「快速」は15分後に出るが、途中で抜かれずに終点に着くとの事。
いつもの、先頭車両に乗るが、平日は「女性専用車両」である。
ここはロングシート(横掛け長シート)。中間車両はクロスシート(4人掛け)。
夫婦連れの年配鉄道マニアや孫と一緒に来た老人が前方に立っており、前の方の座席に座っていても運転
席からの景色は望み薄であった。
更に北千住からは子供10人を引き連れた初老のグループが乗り込み、絶望的になった。
最高スピード130kmが売り物だが、揺れが少なく、横からの景色からは130kmの実感しない。
区間快速でも停車する駅が多く、メーターは見ていないが、実際130kmは出していないかも。
子供連れ鉄道マニアのお父さんが、詳しく子供に説明するのを聞いて、一緒に心で頷く。
「直流から交流に変わる場所が、脇の壁に色分けしてあるのだよ。」とか
「左の方に守谷の車両基地があるよ。」とか。
「筑波学園」駅前は造成中で、不動産関係の催し物が見える。
10時37分、あっという間に地下駅の「つくば」に着いた。
52分間の車窓の旅。

【わかとら家】
市内の学生アパートに1人暮らししている二男がいる。
ドァの前から、電話して驚かす。
因みに2K(6畳2間+台所+風呂・トイレ付)+駐車場で月36000円。此処は家賃が安い。
まだ食事前とかで、旨い「ラーメン屋」を知っているとか。
以前、車で30分離れたラーメン店に行った事があった。
そこよりも、旨いとか?
今日は、筑波山を往復するつもりだったが、「旨いラーメン」の出現に設計変更。
先ほど乗ってきたTX「守谷」駅付近まで、また車で30分。
着いた時刻は、正午近い。
屋号は、「わかとら家」と言う。
カウンター席のみ15席ほど。
先客が8人。
やれやれ、また設計変更かなぁ?
目の前の厨房に家族らしい4人(茶髪男3人とオバさん1人)。
注文取りの外国人(フィリッピン)娘2人。
この店は、「チャーシュー」が売り。
煮豚でなく、奥の黒光りした釜での本格的な「焼き豚」。
メニューは、チャーシュー絡みで、全体的に高め。
ラーメンが650円。
チャーシューメンが870円。
大盛りチャーシューメン950円を2つ頼んだ。
尚、特大チャーシューメンは、1000円。
10分ほど待って、席に着けた。
更に、私は生ビール(中)500円を頼んだが、出て来たのは小生サイズ。ガックリ。
6人分を「ダボ」網6個で一度に茹でていたが、その最後の2杯が来た。
1/4大の海苔が3枚、丼の土手に並ぶ。
目当てのチャーシューの薄切り5枚が、中央にドーンと揃う。
その他の具は、青菜とネギが少々。







あとからネットで見たが、横浜家系とかである。
麺は、「太め・短め・縮れていない」であるが、明らかに茹で過ぎていた。
スープは、醤油とんこつ味、丼表面に脂の膜。
残ったスープに、「おじやセット=丼めしと生卵」の飯を半分に分けて入れ、スープと共に食す。
「父さん、良く食うなぁ!」と、おじやを半分残した息子の弁。
2人分2500円払う昼食としては、別の旨い物はあったなぁ。
満腹での帰り道、総評と粗利を言い合う。
何と、調理人はビールを呑みながら、作っていたらしい。
客が押し寄せて、周りの同業者が撤退したとか。
経営者の慢心が、隠れ見える。
良所
・確かに焼いたチャーシューとスープは旨い。
・特徴ある麺も良いが・・・。
難点
・ちょっと高過ぎる。
・チャーシューは、厚切りとし、バラ肉のチャーシューと半々とすべし。
・煮玉子くらい初めから入れろよ。
・麺の茹で具合くらい、ちゃんとヤレヨ!

1時間当たり1席=4回転、7時間・350日営業、1日420人来客
原価=15席×4回×7時間×客単価1000円×1/6材料原価×350日=年間2450万
経費=家賃100万×12月=1200万、使用人人件費=年300万×2人=600万
水・光熱費=売上5%=735万
売上概算=14700万、消費税=700万
粗利=14700万−(2450万+1200万+600万+735万+700万)=9015万
休み無く働いて、1人2200万か!
しかもビール呑みながら!
全員使用人だったら、5000万か!
一度考えるかなぁ?
俗っぽいな。

【筑波山】
たっぷり時間が過ぎたので、中腹のつつじが丘(標高420m)まで自転車を積んで送ってもらう。
自転車をデポして、ロープーウェー片道600円を払って、14:20の登りに乗る。
約7分で頂上直下まで、運んでくれた。
滑る石が重なる頂上は、約20人が写真など撮って、景色を楽しんでいる。
歩いて標高差450mを降りる。
「大仏岩」「北斗岩」「出船入船」「母の胎内くぐり」「弁慶七戻り」を過ぎる。







「弁慶茶屋」のオバさんに、「どうやって、荷物を運ぶの?」と聞くと、
「強力=ボッカさんに頼むんだぁ。」と、また「ところてんでも食べてってくれぃ。」とも。
先が長いので、すぐに降りる。
15時10分にデポした自転車に辿り着いた。
頂上から約30分であった。コースタイムは80分。
現役時代と変わらない早さ?かなぁ。
急な下り坂を自転車で降りると、汗をかいていたので、強制クーラー的な涼しさである。
料金所のオジサンは、「あれれ・・。」的な顔をしていた。
本日のハイライトである、無料開放された表筑波スカイラインに入る。
小さなアップダウンがあるが、基本的には殆ど下り坂である。
遠く霞ヶ浦まで、見渡せる。
国道を避けて、村の中を抜ける。
廃線された、関東鉄道筑波線の直線路を越え、やっと見慣れた東大通りに出た。

【筑波〜北小金】
昨晩は、息子とネタの良かったパック寿司等で夕餉とした。
男同士の会話もする。
息子は近くのコンビニで、22時から明け方まで夜勤のバイトに出掛けた。
7時頃に、2人で朝の洋定食と残った寿司の「おじや」で食事する。
8時過ぎに、「達者で暮らせよ」と別れ、北大通りを西方向に向かう。
国道294号線を歩道沿いに南下する。
コンビニで水分補給する。
国道を分かれ、利根川方向に向かう。
Aビールの巨大な茨城工場を過ぎ、運動公園から砂利道の利根川土手に上がる。
野鳥観察している年配集団に逢う。
それぞれ三脚に望遠鏡を小脇に、椅子に腰掛け優雅な一時を過ごしていた。
常磐道とTXの鉄橋を潜り、更に東南方向に進む。
国道を早く右折しすぎて、暑い土手道に苦労した。
新利根大橋は、自転車は無料。
やっと、千葉県に入る。
今日は、武蔵野線の「新松戸」か「南流山」から電車に乗る予定。
2件目のコンビニで、500mlのポカリを一気飲み。
脇道から国道6号線に出る。
柏駅の先で、異変発生。
後ろのタイヤの空気が減る。
空気入れで増圧するが、結局「北小金」から常磐線経由で帰宅する。
武蔵野線で、「西浦和」下車して、秋が瀬公園でのBQの偵察をする予定だったが・・・。
15時丁度に帰宅し、息子に電話を入れる。
真夏のような日差しで、ヘルメットの紐の跡が顔に付いてしまった。

20インチのチューブを2本買い、すぐに交換し1本を予備とする。




2005/10/2
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