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【相模川紀行(折りたたみ自転車)】


日時:06年12月16日(土)10:45〜17:30
行程:橋本〜津久井湖〜ダンプ街道〜土手道〜厚木〜寒川神社〜河口〜江ノ島
参加:1名


週4回の忘年会明けの土曜であったが、明日の天気が悪いので、9時前に家を出た。
北野神社の中野通りから中野駅に向かう。
最近多い見せパン娘の自転車を追い越して、更に笹塚駅へ走る。
暖かい冬なので富士高付近から、見事な銀杏並木が、まだ楽しめる。

輪行(自転車を袋に入れて電車移動の事)で、京王線に乗る。
素早く折りたたみ、大汗をかいたので、冷たいお茶が旨い。
空いている先頭車両で、日経を読んでいるうちに橋本に着いた。
政治記者出身のナベツネ「私の履歴書」は上手いが、傲慢さは先生達から感化された?

以前、山中湖から道志川源流や裏丹沢の神ノ川を下り、橋本まで来ていた。
今では超高層マンション群や新道ができ、変わりつつある街である。
今回は、津久井湖から下流に向かう。


津久井湖下流


なるたけ、車道を避けて川の見える裏道を行く。
空腹感を覚えるが、コンビニすらない町ばかりが続く。
場違いの小洒落たレストラン「悠遊」があった。
昼時なのに客がいないが、品の良さそうなオーナーの女性が1人。
また大汗をかいて喉が渇いていたが、自転車でも「飲酒」はNGである。
日替わりランチだけを頼んだ。
オムライスとビーフシチューで650円。
安いし、味も美味い。
「静かで良い場所」とか話し始めると、白菜漬けやホーレン草の胡麻和えも出てきた。
そこに、突きたての「安倍川餅」の大皿2枚を、「娘」らしき女性とその子供が届けて来た。
「よかったらどうぞ〜」と、まだ暖かい餅2個の小皿も来た。
「満腹」である。
餅米も野菜も自家製とか。
客も増えて、長居は無用と、「ご馳走様」と席を立つ。
「お気を付けて」と返ってくる。
良い店であった。



満腹ランチ


しかし、道は「ダンプ街道」になる。
食休みとして、野球場脇の芝生で横になる。
地図を眺めると、先がまだ長い。
「寒川神社」までは行きたいが・・・。
ケータイで遊ぶ。イサオ氏とN氏は、家族サービス。
仕事好きで仕事中だったSO氏は、今度の「忘年会&自転車ツァー」を楽しみにしていた。
7kgロードとテレマークスキーのNI氏は、流行の「ノロウィルス」に掛かり、声に力がない。
直らないと、忘年・・・は中止となってしまう。
20〜30分休憩し、狭いダンプ街道に戻る。
橋を2つ越えて、対岸に渡る。
歩行者と自転車だけの土手道が、出てきた。



土手道



しかし、ここは自転車が来ない。
1台見かけただけだ。
犬の散歩か、ジョギングか、老人達の散歩が多い。
本厚木の見慣れたマンション群や大山が見えて来る。
大山頂上の阿夫利神社に今月登った時は、雪景色だった。
厚木から下流は高速道路建設が進んでいる。
「圏央道」は、ここらでは「相模縦貫道」と名を変える。
高尾山付近の環境破壊で揉めたので、名を変えて目先を変えるつもりかなぁ?
2001年1月発行の神奈川県地図には、「高尾山→愛川町」間は予定線が欠けている。
先ほどのレストランでは、「揉めている」とかで、用地買収が進んでいないようだ。
小田急線鉄橋を潜ると、「赤と白のロマンスカー」が静かに通過した。
東海道新幹線の鉄橋下は、「轟音」で恐怖感すらある。
相模川と、ほぼ平行している相模線(橋本〜茅ヶ崎間)は、電化されたが単線である。
のんびり、走っている。
相模線の「倉見」「宮山」駅前を通り、寒川神社の杜が見えて来る。
杉並木、鳥居、玉砂利の参道、山門、広い境内と立派な歴史建物である。
茶屋で、「みたらし団子とラムネ」を食す。
夕闇間近のベンチでは、老人達が談笑している。
あと、2週間で年始、大変な人混みとなる。
渋滞も続き、本厚木のタクシー運転手は、「稼げないので近寄らない。」と言っていた。
土手に上がると、真っ白な富士山が「ドカーン」と現れた。
国道1号線と東海道線を続けて潜ると、河口間近である。
ゴルフ場に阻まれて遠回りしたり、冷えてきて左足の太腿がつり出した。
湘南大橋を平塚方面に進んで、中央で海を見た。
江ノ島まで11km、ヘッドランプを首に巻き、砂浜沿いの薄暗い専用道を行く。
「江ノ島が見えて来た♪〜、俺の家も近い♪〜」と、浮かれていられない。
自転車横のU字型金具に板を乗せ、狭い道を並んだ黒い服のサーファが突っ込んでくる。
小田急江ノ島駅から乗った時は、すっかり夜だった。
新宿で、スキーのストック部品とチタンクッカーを買う。ビールジョッキーに合うみたいだ。

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