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いざ入院



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12月21日(火)入院1日目・・・昼・夕とも病院食
起床放送・・・06:00
朝食時間・・・07:40
昼食時間・・・11:40
夕食時間・・・17:40
就寝放送・・・21:00

入院1日目
手術が必要と宣告された9月から、3ヶ月約100日間が過ぎた。
やっと、こぎ着けた。
友人達は、「即、入院・手術の方がいいなぁ。長い間待つのは辛いなぁ。」と・・・。
でも、実際は病院側の都合(手術日や病室の予約)で1〜2ヶ月間は、待たされる。
正直その間に、炎症箇所が広がる事が、少し気がかりだった。
本当に広がる恐れがあれば、医師が待たせないだろうと、勝手に思っていた。

その大学病院は、巨大で地階から地上18階まである。
エレベータは8台、エスカレータは6台もある。
病室は、4人部屋である。
綺麗で広い作りである。
2週間前に、入院手続きの12:45が、09:45に変更された。
3時間も前に入院して、どうする?
入院してからのレクチャーなどは、多かった。
1.	看護士(S嬢丸ぽちゃ21歳)から7階の諸設備説明やベット設備説明を受ける。
2.	新生児にみたいに、腕輪を填められる。
3.	本日の風呂予約をする。
4.	体重・身長測定する。
5.	事の経緯・家族構成・連絡先・既往症等の確認。
6.	口腔外科医から、事の経緯・家族構成・連絡先・既往症等の確認。
7.	入院診療計画書をもらい、説明を受ける。
8.	手術前の写真撮影する。
9.	手刀医達(M氏・T氏・H氏他)から、家族を入れて手術概要・後遺症・各措置(拘束・輸血・静脈血栓予防)同意説明を受け、当日内に同意書類に捺印をする。
その間に、下記の昼食があった。
鶏肉の唐揚げと野菜の甘酢あんかけ冷製、煮豆、南瓜の煮物、丼飯、汁ものはなし。
腹5分くらいで、煎餅等を買って来て貰う。
S嬢からの検温・血圧・脈拍測定と続く。
当日準備するものの説明。「T字帯」を購入。
排尿チューブ挿入と取り外しの説明を受ける。
合間に「年賀状書き」をする。
何だか疲れて、1時間ほど昼寝をした。
フラフラと地下1階の売店に行き、夕刊とアイスクリームを買う。
売店には、入院患者が多く、雑誌の立ち読みや菓子類を選んでいる。
手刀医の助手(H氏ツンツン茶髪26歳)から、手術箇所のマーキングをされる。
麻酔科医師から、カラー写真付きの説明を受ける。
手術着の色で、手刀医・麻酔医・看護士が判るようにしてある。
人工呼吸器や流動食用チューブ挿入の説明を受ける。
人工呼吸器の管は直径10φで、停電でも手動操作できる。
そうこうしていると、夕食である。
鰆の塩焼き、ウズラ豆、ほうれん草のおしたし、茶碗蒸し、丼飯、汁もの
5分で完食である。
昼と同様に物足りないので、「牛丼・汁だく」を家族に頼む。
松屋の弁当が来た。
病院食だけだと、「病気」になりそうである。
ユニットバスがあり、1人30分間使える。
S嬢から、「今日、必ず入浴して下さいね。」と念押しされていた。
シャワーの出が良く、直ぐに湯船に溜まる。
当分入れないが、ゆっくり浸かっても15分で出る。
これで、「温泉」「ビール」があれば、言うことなしである。
寝ながら、テレビ(カード式750分で1000円、冷蔵庫は24時間で75分引かれる)を観る。
21時消灯の間に、2度ほど看護士が見回りに来た。
「外出」の有無確認か?
昼間の看護士は17時に交代で、21時までの間と21時以降と、3シフト制である。
本日の夜勤は、Su嬢(歯列矯正22歳)
1日70円貸与のパジャマ「L」を「LL」にして貰う。
21時に「下剤2錠」を呑む。
便意はない。
23時に「睡眠剤=眠剤と看護士では言っている」1錠を呑んで寝る。


入院2日目
04時過ぎに何時も通りの時間に起きる。
髭を剃り、腸を軽くする。
今朝は、絶食である。
更に、浣腸される。
手術中や手術後の事を考えての措置であると思う。
人に「浣腸」された記憶はない。
手術自体ないのだから、当たり前である。
7時Su嬢が、ボートや浮き輪を膨らませる「足踏式ポンプ」の小型版の「道具」を持ってきた。
「自分でするよ。」と私。
「看護士がやります。」ときっぱり言われる。
もう、お任せしよう。
大変な仕事である、看護士は。
8時前に、手術着が届く。
何も着けずに「ガウン」状の薄緑色の手術着を身に着ける。
8時25分車いすに乗り、5階の手術室に行く。
そこは、カウンターでホールと仕切られており、身体の受け渡しをされる。
狭い手術用ベットに乗り移り、直ぐに点滴される。
ものの20〜30秒で、記憶がなくなる。

注:年齢は私が想像した年齢である。










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