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【金峰山と三国峠越え】







日時:05年11月5日(土)6:30〜11:15
場所:奥秩父大弛峠→金峰山往復
行程:6:30〜8:00金峰山9:15〜11:15

早く温泉に入りたかったが、竜王のR20号線沿いのスーパーで買い出しを済ます。
甲府盆地の北側にある、標高700mで夜景が最高の「ほったらかし温泉」に入湯。
アルカリ性単純泉で、料金500円とロッカー代100円。
年中無休、日の出の30分前(4:30〜6:30)から夜10時まで営業している。
温めの大きな露天風呂から夜景を見下ろし、正に星空が天井である。
景色を堪能し、今日の疲れを癒す。
久し振りに長湯するが、40分くらいの物。
1時間は必ず入ると言う、長湯好きの友人は意外と多い。
長湯好きの大先輩は、なんと3時間とか。
3時間はとてもでないが、一緒には付き合えないなぁ。
しかし、「カラスの行水に近い派」の私でも例外はあるもので、去年の北ア蓮華温泉の露天
では待ち合わせ場所に早く着き過ぎ、ビールも多くあったので、4時間も入っていた。
指から手から、「シワシワ」となった次第。

明日の土曜日は久し振りの好天なので、大弛峠の駐車場は大渋滞が予想される。
湯上がりのビールをぐっと我慢し、川上牧丘林道を標高約2400mの峠まで一気に登る。
長い夜の林道を走り、やっと大弛峠に9時過ぎに着くが、5・6台が既に駐車していた。
綺麗なトイレもある。
後部座席2列を畳み、縦半分に自転車とザックと食料用カートンを置く。
残りの半分をマット類で、フラットにする。
カーテンを張り、インバータで交流にして蛍光灯球を点灯する。
活きの良かった「生食用かじき」、定番の「納豆」等で、1人宴会に乾杯。
1時間くらいで切り上げて、就寝する。
1時頃にトイレに置き、外に出る。
星空が続くが、意外と寒くない。
寒気は来ないようだ。
但し、車は増えている。
5時に起きる。
よく寝た。
続々、車が上ってくる。
両窓を少し開け、ガスコンロで「ホットコーヒー」、「ホットウーロン茶」、「鍋焼きほう
とう」、「玉子焼き」を作る。
残りの「かじき」を炒め、鍋に入れたり、コーヒーに付いていた砂糖で甘い玉子焼きを作る。
少量の油は、無料の牛の脂(ヘッド)で代用とした。
デザートは「バナナ」。
ゆっくりと、地元山梨風の朝定食を食す。
昼食用にと、ゆで卵を作る。
スーパーで、パックに2個入りの生卵を見つけたのであった。
量が丁度良い。
小ザックに、ゴア雨具上下、水1L、ウーロン茶0.5L、食料、ガスボンベ、コンロ、地図等を入れる。
車上荒らし防止に、全ての現金等をウエストポーチに詰める。
日の出は、6時頃。
今日も晴天。
少し明るくなった、6時30分頃に出掛ける。
金峰山までコースタイムで、2時間30分の距離。
昨日の運動と温泉の効果なのか、体調は頗る良かった。
いきなり奥秩父の稜線歩きになるので、大弛峠の人気は高い。
2579mの朝日岳、2531mの鉄山を越え、休み無しで1時間30分歩き、金峰山頂に着く。
標高2599m。
360度の眺望である。
但し、風速5mくらいある。
体感気温は、零度以下だ。
遠くからは小さく見えた「五丈石」は、間近では巨大な岩であった。




五丈石



赤い鳥居と右側に小さな祠がある。 「クラック」沿いに登れそうだが、行かずに眺める事にする。 風の少ない日当たりの良い岩陰で、湯を沸かしコーヒーを作る。 旨い。 雨具の上着を着る。 風が冷たい。 サンドイッチとマカロニ入りスープとバナナを食す。 50代の男性が、「キンポウザンにいるんだぞぅー。」と大声で、友人にケータイしている。 感激している様だ。 教えて上げようかなぁ?とも思うが、お節介は止めにする。 下界が見えると棒3本立つので、私もケータイする。 大声では話さなかったが、キンプサンと気付いたかなぁ? 別の50代の男性から、「あそこ(五丈石)に、私でも登れますか?」と聞かれる。 「登れても、降りられなくなりますよ。」と、優しく返す。 ロッククライミングの技が必要と気づき、諦めた様子だった。 どんどん、登山者が増えて来る。 矢張り50代以上が、殆どである。 全員が60歳以上の大パーティーも来た。 上って来た林道が見えるが、車のガラスの反射も見える。 大弛峠は、大混雑に違いない。 大弛峠にて

下山開始する。 同世代の男性に道を譲られ、挨拶に続き、 「山頂は、年配者ばかりですよ。」と言うと、 その人は、「我々も、同じですよ。」と来る。 「僕らは、一番若い方ですよ。」と、更に返すと、笑顔で頷いていた。 子供連れで、3〜40代の方も来る。 20代の男女グループも来る。 本物の杖を付いた、3世代グループも。 大勢が休憩している少し手前の平らな所で、よそ見して足が縺れて派手に転んでしまった。 登って来た人から「大丈夫ですか?」と言われてしまう。 「ええ、大丈夫です。遠くを見ていて・・・。」と、相手の顔も見られずに、恥ずかしい。 でも、転んだ場所が斜面でなく良かった。 咄嗟に左に倒れ、左膝横と左太腿を打ち、同時に両手を突いて顔や頭を避けた。 捻挫もなく、擦り傷の痛みも少ない。 今までと同じように、小走りで降りられるが、少しスピードを落とす事にする。 これからは、膝用のサポーターがあるので着けよう。 登山用のストックも、あるのだから、忘れずに持とう。 反省しながら、車に戻る。 着替えると、派手な擦過傷とカサブタが残っていた。 傷に良い温泉もあるが、バイ菌が入る事もあるので、汗を流すのは、家の風呂とする。 荷物を片付けてから、帰路を検討する。 川上村経由で、三国峠から秩父方面に越えて、浦山川から名栗川で、飯能へ。 川上村側の紅葉

新青梅街道から、西荻窪の「和田サイクル」に行き、自転車のチェーン替えしようと思った。 大弛峠から直ぐに、ダートとなる。 悪路を約45分走り、人家から舗装路となり、全山紅葉を眺めながら走る。 狭い舗装路が三国峠まで続くが、土曜日なので、対向車が多い。 秩父側は、狭いダートが中津川まで再度続く。 雁坂トンネルからの合流点から、道路が良くなる。 長いトンネルやループ橋もある。 秩父市内のR140号線が混むので、有馬山越えをする。 浦山ダム方面に右折し、有馬ダムまで、一気に走った。 略、和田サイクルは休業であった。 19時過ぎに、やっと家の風呂に浸かる。 お疲れ様でした。
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