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事の経緯





国籍:日本国、本籍:東京都練馬区、現住所:東京都中野区
年齢:52歳4ヶ月、生年:1952年、性別:男子、血液:O型+
学歴:都立普通科高校〜私大理工系卒、職業:会社勤 約29年
職業:大手機械メーカー、現職:営業専門課長、部下:7名
家族:実両親、義母、妻、21歳の子供2人(双子男子大学3年)、実兄弟4人(兄、妹、弟)の二男
趣味:登山、山スキー、キャンプ、自転車旅行、鉄道旅行、山芋掘り
飲酒:好きな方、喫煙:20歳から禁煙
持家:都内中古マンション3DK、地域活動:管理組合理事、本年度理事長
身長:175cm、体重:84kg、若干太りぎみだが、至って健康であった。

【経緯】
04年4月頃、会社近くの「I歯科」に治療に行く。
ここは、再開発ビルであり、会社が5年前に移転してから行き始めていた。
上奥歯の3回目の虫歯治療で、抜歯を覚悟していた。
しかし、「抜かずに治療します。」との、医師の言葉をもらう。
数ヶ月の治療の最後に、薄くなった歯にカバーする段で、事は起きたのである。
強く押し付ける医師が、心なしか「そっぽ」を向いているので、一抹の不安を感じた。
その時、小さく「バッキ」と音がした。
嫌な予感が的中した。
2週間くらい経過すると、痛みと異様な「臭い」の鼻汁が止めどなく出始める。
その異常事態に、慌てて医院に行くが、あっさり「抜歯」された。
歯は折れていて、炎症していた。
ここでは「手に負えない」ので、初め「T大学病院」への紹介打診があった。
翌日の土曜日が休館だったので、別の「T医科大学病院」を紹介される。

【大学病院】
病院は、慣れた人とそうでない人がいる。
かって知った我が家のように、スイスイ行く人と、ウロウロする人や色々聞いている人がいる。
2度目からスイスイである。
04年6月下旬、大学病院の医師は、レントゲン結果やMRI写真から、「上顎洞炎」と診断した。
特効薬があり、服用すれば「完治する場合もある。」と、・・・。
8月に日に2回の服用から、1回に変わる。
9月から、初回と同じ症状になってしまった。
担当医は、「手術」するしかない。
再度、MRIで断層写真したが、初回と同様に炎症が消えていなかった。
「脳は大丈夫ですか?」と脳天気に聞いては見たが・・・。
手術内容を聞いた。
手術は5時間・全身麻酔・筋弛緩剤で人工呼吸器・10〜14日間入院と。
目眩がするほどに、「一大事」であった。
生まれて、この方病気には縁がなく、小2年の夏に「アデノイドと扁桃腺」手術したくらいであった。
こんなに会社を休む事を考えて、年末年始期間に当てた。
運命の宣告は、思いも他に「辛く、悲しかった」。
パソコンに向かって、「遺言状」も書いたりした。
身近な人達に、「実は手術・・・。」と聞いてもらった。
聞いた方は、「うぅーん、聞いてもどうしようもないなぁ。気の毒に」と思っただろう。
9〜10月の土日は、やる気がなく「ゴロ〜ン」として一日を過ごしていた。
11月頃になると、やっと「覚悟」ができたようで、「残った時間」の使い道を考えるようになった。
友人との自転車キャンプや呑み会や管理組合の修繕見積もり等で忙しく過ごした。
11月下旬に、3回目の異変(鼻汁が出だす)で、予約なしで診断してもらう。
放置すると、眉間の空洞にも炎症が進行すると聞いた。
12月7日が、最後の検診であり、手術前の検査を兼ねていた。
手術担当医3人と挨拶し、たんたんと検査指示される。
検査内容は、体重、身長、肺活量、心電図、血液、尿、胸部レントゲンであった。
体重、身長、血液、尿から輸血量判断か?
肺活量測定は、人工呼吸器との関係と耐力か?
心電図は、麻酔の影響か?
胸部レントゲンは、人工呼吸器の挿入位置確認か?
あれこれ、考えてしまう。
検査は、7〜8人が待っており、皆病人である。
健康人は、自分だけであった。
肺活量の測定医師は、ガタイを見て「限界値」を測っても「大丈夫」と思った。
都合3回も測らされた。
肺の中に空気を一気に吸い込み、一気に吐き出して、絞り出す。4100ccであった。
今後は、カラッポになるまで、吐き出してから、一気に吸い込む。4300ccであった。
差が200ccでは、マズイらしく、再度繰り返された。今度は4200cc。
常人より10%多いとかで、肩幅が広いからだとも言われる。
入院手続きでは、「キャピキャピ」の若い子が、事務的に対応した。

診断書は、翌日にもらった。
起因箇所が未記入だったために申し入れし、再度発行してもらった。
これで、「I歯医者と戦える」材料が増えた。










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