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【霞ヶ浦一周サイクリング】



日時:06年12月23日(土)9:30〜16:30
天気:快晴、風弱し
場所:茨城県、霞ヶ浦
参加:SO氏、私
行程:道の駅たまつくり〜土浦〜自衛隊(予科練の館)〜美浦村〜潮来市〜麻生〜道の駅
温泉:白帆の湯
宿泊:国民宿舎、白帆荘

朝の強い2名が、暗いうちに待ち合わせして、霞ヶ浦に向かった。
久し振りの快晴の朝である。
SO氏の車は、仕事での資材運搬兼自転車運搬できるワゴン車であり、5台は楽に収納できる。
簡単に外れるタイヤを載せる手製の棚付で、しかもカーナビ・ETC完備である。
常磐道の千代田石岡ICから、鹿島鉄道沿いにR355を走ると、道の駅「たまつくり」に着
いた。
ここに車をデポして、反時計回りに霞ヶ浦を一周(約90km)しようと試みた。
SO氏は26インチMTB、私は折りたたみ20インチMTB。
高さ60mの展望台(600円)もある。
10時前に霞ヶ浦大橋を渡り、直ぐに湖畔の土手道(舗装路)を走る。



一直線


左側は常に霞ヶ浦であり、天気が良いのに沢山の漁船が小さな港に係留している。
右側は、蓮田が続いている。
湖水をポンプで、用水路に流している。
小型エンジンポンプで汲んで、蓮田の中で放水しながら、蓮根を掘っている。
ご主人が寒さで赤い顔しながら、胸まで浸かって作業している。
小さな浮き船に蓮根を積んで畝まで運び、奥さんが一つずつ丁寧に泥を流して、出荷の準備だ。
農家と漁業の兼業であろうか。
今は正月野菜の蓮根の最盛期で、船を出す暇はないようだ。
土浦市まで、約20km蓮田が続き、ここそこで作業している。
「取れたての蓮根に、挽肉を挟んで天麩羅が旨いんだなぁ。」とSO氏。
「煮物もいいね。」と私。
車中で餅を食べたが、小腹が空いたので、脇道へそれて村1軒の商店に寄る。
カステラ・バナナ・魚肉ソーセージ・チョコレート・飲み物を仕入れる。
小さな港の草地で腹を満たす。
超高層マンションが見えると、土浦も近い。
ヨットマリーナを経由すると、公園脇に「クレソン」畑があった。
全体の1/4地点を過ぎる。

近くに「予科練記念館」があり、寄ってみたかった。
そこは、陸上自衛隊武器学校の中にあり、受付でバッチをもらい、区画外に行かないようにと、
若い衛視から注意を受ける。
戦車等の重火器が勢揃いしている。
間近で見るには、初めてである。
その大きさに迫力を感じる。
M24・M4の米軍旧戦車の横に、国産の61式・74式・90式戦車群。
たしか、NHKのプロジェクトXで見たが、東京タワーの材料がM4戦車だった。
払い下げられた戦車の鉄くずを溶かして、鋼材にしていた。
予科練記念館には年間7万人来るが、今日は4〜5人の拝観者だった。
旧海軍航空隊の予科練卒業者は全国で24000人、うち18654人が戦死した。
どれも達筆な遺書と若さ。
ただただ、合掌である。
彼らから見て孫の世代である、渋谷の若者達も一度来るが良い。
60年の歳月によって、同じ20歳前後の若者の人生に、大きな違い。
我々の親の世代があって、平和な現在がある。
今の平和な時代が一番良いが、東アジアの物騒で独裁者の国と急速に拡大している国もある。
これからも平和の時代が長く続くように願うばかりだ。

13時を越えた。
日暮れは16時半。
土手道は人家が遠ざかると、ダート道となる。
ここらは、蓮田は少ない。
辛いので、国道を行く。
小野川を越えた所で、土手道に戻る。
和田公園は良いテント場がある。
景色も良く、松林と湖畔の中。
水平線の遥か彼方に、高さ60mの白い展望台が小さく見える。
人家近くの舗装路とダートを何度か繰り返し、やっと、潮来市に入る。
3/4を走破する。
ラーメン屋で遅い昼食、15:00。
湯麺とチャーシュー麺を頼む。
魚出汁だった。
長居せずに、北上する。
あと、18kmだ。
日が傾くと、土手道に西風が吹く。
国道に戻り、ひたすらペダルを漕ぐ。
「今日は、口数が少ないなぁ。」とSO氏。
展望台は見えないかなぁ、探しながら走る。
標識では7kmと、確実に近づいているが。
5kmの標識を越えると、やっと展望台が見えた。
まだ、小さいが。
3kmとなり、土手道に戻る。
行く手の後方に沈む真っ赤な太陽なので、振り返りながら走る。
16:30やっと、日没と同時に戻り着いた。
「今日は宿に泊まろうよ。」とSO氏。
取り敢えず、麻生温泉「白帆の湯」に向かう。
温泉のすぐ手前の国民宿舎に、僅かの望みを掛けたSO氏が訪ねる。
「空いているってよ。」と帰ってきた。
40年前の建物で、だいぶ草臥れているが、疲れた我々にとっては、御殿であった。


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