------------------------------------------------------------------------
【11年9月自転車紀行】
【その1】 ・日時:9月24日(土) ・天気:晴 ・場所:R148〜川尻小谷糸魚川線〜妙高小谷林道〜杉野沢林道 ・標高:白馬駅(697m)〜小谷温泉口(約500m)〜乙見山トンネル(1510m)〜 妙高高原駅(550m) ・行程:白馬駅06:00〜小谷温泉09:00〜乙見山トンネル11:30〜妙高高原駅13:50 ・距離:約60km 【その2】 ・日時:9月25日(日) ・天気:晴 ・場所:富士見駅〜富士見高原〜小淵沢駅 ・標高:富士見駅(955m)〜富士見高原(1250m)〜小淵沢駅(881m) ・行程:町民広場06:00〜小淵沢駅08:50 ・距離:約15km やっと涼しくなり好天の連休らしいので、久し振りに峠越えを加えて計画を練る。 当日の新宿発ムーンライト信州81号のネット予約を試みた。 列車の両端部席も予約条件にあるので、輪行者には便利だ。 運良く指定席(510円)をゲットでき、早速中野駅で切符を確保する。 2日間有効のウィークエンドパス(8700円)もおトク。 10月からだと「大人の休日倶楽部」会員は、 ナント6000円になる。 尚、M信州81号の出発時間は23:54(昔、23:55 普通長野行に乗るが、発停時ショックで一睡もできず) なので、0時を過ぎて停車する次の立川駅まで 普通切符を別に買うと、丸々2日間有効となる事は、 「鉄」で無くとも旅人は承知のところ。 隣席は50代の男性単独登山者。 今夏は、「雲ノ平」で雨降りが続き、テント持参したが、小屋泊まりだったとか。 元特急車両(183系)の転用であるのに、発車時の連結器から「ガタン」とショック が大きく、殆ど寝られなかった。 運転操作が荒いのか?夜行列車の乗客に対し、乗り心地を無視しているようだ。 丁寧な「ノッチ」の操作で、滑らかな発車は無理かなぁ。 インバータ車両でないので、細かな速度制御ができないからなのか? 3時過ぎに富士見駅で6分間停車する間に、テント等をコインロッカーに入れて軽量 化案もあったが、探す手間もあり途中でキャンプできる装備を携帯する事にした。 隣りを含め多くの登山者は、八ヶ岳を目指し茅野で下車した。 ガラガラの座席を4人席に直して、独り占めして「くの字」で寝る。 【その1】 早朝5時40分定刻の白馬駅に着くが、連休2日目でも駅前は登山者がいる。 丁度、白馬連邦は朝日に輝き、非常に美しい。 素早く荷造りをまとめ、ナイロン製パーカーを着込み、6時走り出す。 松川橋から写メ撮る。 コンビニで買ったカップうどんに湯を入れ、山を見ながら食する。 R148は糸魚川に向かって下り坂。 快適に走るが、長い「中土トンネル」が恐怖だ。 特に大型トラックは轟音と横風を伴う。 対向車が無いと、離れて抜いてくれるが。 小谷温泉口を右折してもトンネルが続くが、交通量は激減する。 稲刈り時期の長閑な田園地帯に、農産物直売場の名が、「春待亭」。 ここは豪雪地帯。 バスも12月中から4月初まで運休する。 小谷温泉までの間で路線バス2台を見るが、お客はゼロだった。 何とかペダルを漕いで、小谷温泉に9時に着く。 雨飾山荘の露天風呂はオジさんが掃除中で、営業は10時から。 峠までまだ長いし、風呂は「妙高」でも入れるので、お握りを食べて先に進む。 100名山の「雨飾山」方面にも車が入っている。 乙見山峠への妙高小谷林道は、急に傾斜がキツクなり、押して進む。 程なく、舗装路からダート道に変わる。 山葡萄を見つけたが、まだ実は熟していない。 s 金山登山口にナンバーの異なる5台が駐車していた。 松尾川の本谷を渡るところで、遙か遠くに「鹿島槍ガ岳」の双耳峰を望む。 やっと着いた峠のトンネルは短く、ライトは無くても路面は見える。 ダート道が杉野橋沢橋まで続く。 妙高杉ノ原スキー場は、景色の良い処。 明日の富士見の事を考えると、妙高高原駅から富士見駅まで移動に4時間が必要なの で、夕暮れには富士見に行きたいが。 ここでキャンプすると、明日の昼頃に富士見着となってしまう。 楽な下り坂で、難なく妙高高原駅に着いた。 地図にある駅前の「関川共同浴場」は、探しても無かった。 駅に向かうと運良く、10分後に長野行が来た。 【その2】 地下の長野電鉄を眺めてから甲府行に乗り換える。 松本から地元の客が乗り込むが、塩尻辺りで空いた。 18時頃に富士見駅に着いた。 駅前は灯りがチラホラ点るが、町外れは暗闇。 結局、温泉は無く入れなかった。 釜無川の支流沿いの「町民広場」にキャンプ場があり、ヘッドライトで地図を見なが ら、探した。 誰もいない快適な芝の広場で、小型テントを張りエアーマットにペラペラのシュラフ をザックに突っ込む。 薄手のダウンを着込み寝酒も飲まずに、寝不足とハードな疲れで泥の様に眠る。 高原の寒さで目覚め、夜明けと同時にコーヒーを入れ、カップ麺を食す。 ゴミもザックに入れ、今日はハンドルに固定する。 中央道を越え、八ヶ岳の裾野を標高差300m登る。 八ヶ岳は近すぎて良く見えないが、甲斐駒ヶ岳や鳳凰三山を望める、通称「鉢巻き道 路」まで上がる。 ネットで見つけた「別荘地」を探すが、・・・。 小淵沢の道の駅に「延命の湯」があるが、またしても10時開店。 駐車場は、キャンピングカーの展示場の様に、様々な形の車が10台以上並んでいる。 コンビニで買ったパンを神社の日当たりの良い境内でスポーツ新聞を見ながら食す。 山梨市の丘上の「ほったらかしの湯」まで登る気もなく、小淵沢駅に着く。 程なく甲府行きが来た。 風呂は昼過ぎに自宅で入った。------------------------------------------------------------------------
●Ishi紀行・目次に戻る