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【冬のキャンプ】
冬のキャンプ 冬の遊びに、山スキーに出掛けている。 スキー技術に自信があり、研究熱心なN氏が企画するのである。 S氏と私は、どっこいドッコイの「技術?」であるので、彼のリーダーに些かの異存はない。 ないどころか、「頼り切っている。」状態であるのだ。 日照時間の少ない時期であるので、前夜から出発して現地近くでキャンプする事が多い。 我々は、四季を通じてキャンプ好きであるけれども、この季節に「準備」しておいた物がある。 今回は、「火遊び」と「マット」について、厳冬期の「湯の丸山スキー行のキャンプ」で試した。 暖房や調理も兼ねる火遊びは、ガスコンロの火でなく、裸火(自然の火)で味わいたい。 昨年、同時期・同場所で焚き火テント(04年1月18日鈴木庸夫のHP参照)のキャンプした。 風が強くて寒くて同行者には不評だった。 と、あとから聞いたが、私的には強引に焚き火したので、満足感があった記憶があるが。 反省からか今回は、S氏所有の「3〜4人用ゴアテント」に決まっていた。 そこで、火遊びに「七輪」を持参した。 炭火で楽しもうとした。 自宅のベランダで、鯛の塩焼や地鶏の焼鳥を作っていた、多少くたびれた七輪である。 7〜8年前、遊びに来た息子の友達の中学生達に「焼鳥」を振る舞い、評判だった。 旨い物が焼ける七輪であった。 キャンプでは、一酸化炭素中毒を避けるために、テントの入り口付近に置くだろう。 高価なゴアのテントなので、設置には配慮した。 ワインの木箱を、以前買っておいた。 女房の趣味であるドールハウスのケースにするつもりだったが、大きすぎていた。 木箱の中に七輪を入れれば、空気口から炭火がこぼれたりしても、所有者もOKするだろう。 承諾は、まだ受けてないが・・・。 使用済みの割り箸も捨てずに貯めてある。 勿論、焚き付け用である。 テントの外で、乾いた割り箸を半分に割り、上に炭を5〜6個置いてから紙に点火する。 盛んに火花が飛んでいたが、炭火が落ち着くまで放置する。 真冬の真夜中に、入り口を全開にして、木箱ごとテントの中に入れ、置いた。 開けっ放しでも、意外と寒くはない。 「大丈夫か?」と言っていたSが、「駄目なら、・・・」とNと私が冗談を言うと、渋々OKのようだ。 網を乗せて、餅を焼く。他のつまみもあるが、裸火もつまみになる。 お湯割りの湯は、既に各自のテルモスに入ってある。3人とも家から用意してあった。 テルモスの湯も使い果たして、七輪で湯を沸かして補充した。 夜明け前の5時まで、七輪のお陰で楽しんだ。 冬のテントでは、下からの冷気を遮断するマットが必需品である。 山の店では、1万5千円もする新製品のマットが並んでいる。 たかがマットだが、軽くてコンパクトで丈夫で断熱効果がある品は、高いのである。 ザックに入れて担いて登る場合ならば、それは納得して買うだろう。 が、今のところ我々の冬のキャンプは、車の脇でキャンプする場合が、主なのである。 であれば、多少重くても、かさ張っていても、良いのではないかと思っていた。 駅前の大型ドラッグストアの店頭に、ある物が特売していた。 それは風呂のマットで、650mm×850mm×20mmの寸法で、1枚500円。 材質は、発泡した塩化ビニール製。 850mmを2分割すれば、425mm×650mm。2枚重ねすれば、厚さ40mm。 マット3枚で、巾425mm×1950mm×40mmの冬用全身マットができる。 3枚折りで接続すれば、425mm×650mm×120mmと積載もOK。 頭の中や紙に書いて、あれこれ想像する。 こいつは「買い」であると決めた。 100円ショップで、600mm×1200mmの銀マットを4枚買った。 合計でも2000円以下だった。 切断したマット2枚を銀マットで包んで、ガムテープで固定した。 これを3枚作って、ジグザクにガムテープで接続すると出来上がり。 40mmの厚みは、銀マットとの空気層もあり、断熱効果が大のようだ。 1枚余った銀マットで、袋状の足元カバー兼収納ケースを作った。 羽毛シュラフでも、つま先が冷えるので、防寒できる。 更に折りたたみ時にマットが広がるので、収納もできる。 3枚重ねると、「笑点」風の座布団。 L型にすると、背もたれ付の座椅子。 ヘルスメータでマットを重量測定すると、体重差から約3kgと多少重かった。 今後の課題としよう。 マットの効果は、 1.今回の−15℃の環境でも、びくともしない断熱で布団に寝ているのと同じ様であった。 2.直に雪の上で使っても「暖かく感じる」との良い評価が出た。 3.「重い」「かさ張る」と案の定、予測された評価も受けた。 総評 ・ 七輪とマットがあれば、冬のキャンプも暖かく雪見酒でき、最高である。 ・ キャンプの朝食では、七輪で「豚汁のレトルトとキムチ入りウドン」を作り、体内から温まる。 ・ 使用済みの七輪に、安全上ダンボール箱でカバーしたが、七輪を逆さまにしてもOK。 ・ 暖かく快適なので、寝る時間を忘れる程に、呑んでしまう恐れがある。 ・ 矢張り燻されるので、家中で「燻製」臭がするらしい。 以上
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