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【晩秋の越後駒ヶ岳】





日時:09年10月24日(土)06:30〜13:00
場所:上越、越後駒ヶ岳(魚沼駒ヶ岳)2002.7m
行程:枝折峠(シオリ)駐車場1065m〜明神峠1236m〜道行山1298m〜小倉山1378m〜
百草ノ池1520m〜越後駒ヶ岳(09:30〜10:00)
水場:駒の小屋下3分

忘れ物が多かった山行だった。
ガスボンベ・・・先週、次男にあげていたのを、朝食時に気が付く。
携帯電話アダプター・・・2日間充電せず、朝電源不足に気が付く。→今回は写真なし
ミルクティー・・・500mlボトルを車に置き忘れる。
前夜20時30分に家を出る。
関越のPAで仮眠して、0時過ぎに小出ICを出れば土日料金。
石打PAで2時間近く寝てしまった。
0時30分に高速を出てR352を尾瀬方面に進む。
01:30、ガラ隙の枝折峠に着くが、予報では好天なので、明日は混むのであろう。
オリオン座からの流星は曇り空では望めない。
仮眠のままにしてあった寝床に潜り込む。

周りの車のドア開閉音で起きる。
曇天であるが、高曇りでまずまずの天気。
どっしりとした大きな荒沢岳の尖った山頂が正面に見える。
全山が紅葉で、茶と赤と黄と針葉樹の緑の景色。
登山者の車で埋め尽くした駐車場で一杯になっていた。
山岳ツアーのマイクロバスも1台ある。
新しい大きなトイレは工事中で使えない。
巻機山(マキハタヤマ)と同じで、臭気のする登山道であろう。
ガスボンベを忘れ、卵入りきつねうどんは闇と消え、間食で済ます。
湯も沸かせられないので、テルモスは置いて行く。
それでもたっぷりの間食と水500ml2本などをザックに詰めて、直ぐに尾根道に取り付く。
間食の中身
胡麻入り揚げ煎10個、あられ5袋、羊羹小3個、チョコボール1袋、ドライ杏1袋、蜜柑2個
餅菓子小6個
装備
ストック1本、ヘッドライト、地図、タオル、パーカー、オーバーズボン、手袋、帽子、スパッツ
黄色いバンダナを額の汗取りに巻いて、軽い荷なので快適に登る。
秋の日は、つるべおとしだ。
日照時間は約11時間で、コースタイムでは往復で約10時間。
朝6時から出発して休憩なしで午後4時に戻る事になる。
高低差は約1000mだが、往復の尾根道は結構長い。
バテない程度に急ぐ。
道行山の手前で10名の登山ツアーの団体に先を譲ってもらう。
ドライ杏とチョコボールを食し、水分補給する。
尾根道は傾斜が緩いので水はけが悪く、泥濘した水たまりが続く。
水たまりの倒木沿いに渡るが、外れると足首くらい潜る。
登山者が多い為、森林限界まで、臭気が漂う。
身の隠れる場がない百草ノ池上部でやっと臭いが無くなる。
百草ノ池からアルペン風になり、岩場を登る。
日本100名山の宿命で多くの登山者が訪れるが、トイレの未設置が不快感を増長させる。
駒の小屋にもトイレが見あたらない。
小屋の出入り口へは梯子で2階に登る。
小屋下を下り、ペットボトル2本分の水を補給。
越後三山の稜線に出て、右手に向かえば山頂。
山頂には犬連れのおじさんなど7〜8名の先客がいた。
約3時間で着いた。
高曇りが続いているが、360°の展望だ。
眼下に魚野川が光り、L型に八海山から中ノ岳、越後駒の褐色の山並。
遠くは平が岳、ただ燧ケ岳は見えず。
日帰りの登山者は、早々に山頂を退散していた。
私も長いは無用と、靴紐を締め直して下山開始だ。
続々と登山者が来る。
岩場や狭い山道では、登り優先。
上で待っていると、通りがてらに「あっ、どうも」「ありがとうございます」と挨拶を交わすが、
「どうぞ、降りて来て下さい」も混じる。
この人はバテているようだ。
猪みたいにワシワシと熊のような太めな若者がダブルストックで来た。
思わず、「迫力あるなぁ」と声を掛けると、夢中なのか無言でワシワシと行ってしまった。
登り下りの続く長い尾根道を捻挫しないように下る。
国道からバイクの騒音が聞こえると、あと僅かだった。
13:00過ぎに戻って来た。
置き忘れたミルクティを一気に半分飲む。
着替えもそこそこに山を下る。
左手に大きな駒ヶ岳を眺めながら、狭い国道を進む。
関越の情報では、渋滞はないようだ。
16:30に帰宅できた。




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